オーブンでの加熱時間の最適化(ナゲット編)

チキンナゲットをオーブンで焼いたときの加熱時間を最適化してみます。

目次

はじめに

チキンナゲットは、加熱後、冷凍されたものが販売されています。

大変便利なもので、レンジで温めるだけで食べることができ、時間のないときに大変重宝するものです。

しかし、レンジでチンした場合、焼き色がついていないため香りが立たず、味はそこまで美味しいものではありません。

袋にはオーブンで10分程度加熱することが推奨されていますが、焼き色はほんのりつく程度なのでまだまだ加熱してもいいんじゃないかなと思います。

そこで、今回は加熱時間を振って美味しい時間帯を出してみます。

試験条件

〇使用器具、材料
・温度調整が可能なオーブン(ガス、電気どっちも可)
・庫内を測定できる温度計
・時計
・冷凍されたチキンナゲット(成形肉)

〇条件
温度:200℃
時間:10分置きに8点

〇評価項目
外観:サクサク感や色
香り:香ばしさや肉の香り
食感:肉のパサつき
味:全体として

ざっくりこんなもんでやってみます。

結果

結果はこちら。

左から、加熱開始から10、20、30、40、50、60、70、80分のナゲットになります。加熱時間が増すにつれ、色が濃くなっていく様子が分かります。

次は内部の様子です。

こちらも加熱時間が増すにつれ、中の肉の厚みが薄くなっていく様子が見れます。おそらく、水分が飛んでいると推測されます。

個別の評価については次表をご覧ください。

時間 10分 20分 30分 40分 50分 60分 70分 80分
見た目 ×
香り × × × × ×
食感 × ×
味総評 × × ×

ダメなやつは×、可もなく不可もなくは△、そこそこいいは〇、なかなかいいは◎としています。

個別の評価は省略しますが、加熱時間が短いと、衣に水分が残りべちゃべちゃする反面、肉に水分が残るため、しっとりとした食感となります。

加熱時間が増すにつれ、衣がカリっと仕上がる反面、肉から水分が抜け食味が悪くなります。鶏肉の香りも水分と一緒に飛んでしまうので、加熱時間が長すぎるというのは避けたほうがいいという結果でした。

ただし、加熱時間が短いと、鶏肉の生臭さみたいなのも残るので、ある程度の加熱時間が必要です。

今回の結果から、200℃のオーブンで最も美味しかった加熱時間は、30-40分となります。甲乙つけがたく、好みによって変わると思うので、作る人、食べる人によって調整しましょう。

おわりに

冷凍のチキンナゲットをオーブンで調理した場合、200℃では30-40分の加熱が必要ということがわかりました。

調理時間は長くなってしまいますが、けっこう美味しく仕上がると思うので是非お試しください。

オーブンをお持ちでない方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。温度と時間を管理できるアイテムを持っていると放置してもいいし、再現性も高くなります。

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