明太子のカラスミを作る

一般的にはピチットシートのような脱水シートを使って作りますが、安価なセロファン紙を使って作ります。

目次

はじめに

これまでセロファンを使って生ハムやブリの生ハムを作ってきました。魚卵で応用するればカラスミのようなものも作れそうです。俗に言う横展開や水平展開ってやつですね。

カラスミは、塩漬けにしたボラの卵巣を天日干しにして乾燥させ作ります。これをタラコや明太子で代用してしまおうってのが今回の話になります。使うのは普通の味の付いた加工品のタラコや明太子でOKです。

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作り方

市販の明太子をセロファン紙に包んで冷蔵庫で2週間前後おくだけ。味付けや余計な手間は一切かかりません。作り方とかレシピって書くのが恥ずかしいくらい超簡単です。

それでは詳細な仕込み作業を画像つきで紹介します。

まずセロファン紙を広げます。そしてアルコールスプレーで表面を軽く濡らします。濡らすことで柔らかくなり包みやすくなります。

明太子を乗せます。

包みます

これを冷蔵庫で2週間寝かせます。冷蔵庫内は乾燥しているので水分だけが抜けます。セロファンは水分子は通しますが、カビや細菌のような微生物は通しません。

乾燥させることで旨味が凝縮されるとともに保存製も高まります。

完成品

冷蔵庫から出すとほとんど水分が抜けていました。カラカラとまではいかないけど、元明太子って感じです。カビの付着や変色、異臭もしないので微生物汚染はありません。

まな板にのせ薄く切っていきます。そのときの画像がこちら。あんまり美味しそうに撮れていないのが残念なくらい。

実食

それでは試食してみます。

めっちゃ濃厚な味。そして辛い!めっちゃ辛い。魚卵の生臭さはそれほどしません。タラコのプチプチした食感はなくネットリしています。市販のものに手を加えずに乾燥させただけでここまで美味いものができるとは驚きです。

このまま食べて酒のつまみにしてもいいですし、何かの調味料として使ってもいいと思います。パスタやお茶漬けなどの炭水化物系と合わせたり、出汁や塩としてつかうと良いでしょう。

おわりに

これもいい出汁がでそうなので何かの材料につかえないかな。軽く炙って日本酒にいれると美味しそう。お茶漬けにしてもいいかな。味が強いので塩の代わりにつかったりしても行けそうです。

超簡単に作れる明太子のカラスミはタラコでも作れます。試しに冷蔵庫で作ってみてはどうでしょうか。

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