ハルチョーは牛肉のシチューです。酸味の効いたピリ辛でスパイシーな独特の味がします。この料理もヒンカリ同様、特殊な調味料を使わずに家庭で作れます。
はじめに
ハルチョーはグルジアの代表できな料理の一つです。辛いスープなのですがとても美味しく一口食べれば虜になってしまう程。
様々なレシピがあり、野菜や米を入れたものがありますが、今回作るのは米を入れません。複雑な調理工程はなく、適当に切って煮ればそれなりの味になります。
作り方
○材料
牛肉 200g
タマネギ 1個
トマト 2個
ニンニク 2片
トマトピューレ 大さじ6
プラム(プルーン)1個
クルミ 40g
サラダ油 大さじ2
塩 小さじ1
ローリエ 1枚
ブイヨン 600mL(固形を溶かした物でOK)
コリアンダー 小さじ2/3
カイエンペッパー 少々(辛いのが苦手な人はひとつまみ位にしとく)
パプリカパウダー 小さじ2
黒胡椒 1/2
レモン汁 大さじ1/2
パセリ(生) 大さじ1
バジル(生) 4枚
○作り方
1.牛肉を1cmくらいに切る。野菜はみじん切りにする。
2.鍋に油を大さじ1入れ牛肉を炒めて焼き色をつける
3.肉を取り出して油を大さじ1足してタマネギ、ニンニクを炒める
4.トマト、トマトピューレを入れ数分煮立て酸味を飛ばす
5.ブイヨンを入れローリエを入れる
6.プラムをみじん切り、クルミを細かく砕き入れる
7.塩、香辛料をすべて入れ、30分弱火で煮る
8.煮立ったら器にとり、レモン汁、ハーブを載せて完成
それでは写真つきで作業工程を振り返ります。
肉、野菜類は予め切っておきます。それでは肉から炒めていきます。もうこの時点で白米がほしいいい匂いがやばい。
肉は皿か何かに移してタマネギ、ニンニクを炒めます。
火が通ったらトマトを入れます。トマトの皮は食べるときに少し気になるのでむいておくのが無難です。トマトは潰しながら炒めます。それからトマトピューレを入れ煮立てます。
それからブイヨンを入れ、肉を戻します。するとシチューっぽくなってきます。シチューってよりトマト煮に近いんだけど。
ここにグルジア料理で多用されるクルミとプラムを入れます。クルミは少し厚みのある袋に入れて叩いて砕けばそれなりに小さくなるので適当に細かくして入れます。レシピ本にはミキサーでませると書いてありますが、手間が増えるのでやりません。
あとは蓋をして弱火で30分煮立てて完成です。盛り付けてレモン汁をたらしハーブを載せて食べましょう。
実食
それではいただきます。
なにこれ、めちゃくちゃ美味しいってのが率直な感想です。トマト煮に近いんだけど、クルミの香ばしさと香り、すっぱ辛くて香辛料が調和してて体験したことのない美味しさ。
出汁として固形のブイヨンを使ったけど、こんな味になるなんて想像できませんでした。足し算でなく掛け算で美味しくなるって料理の醍醐味だなーとしみじみ思います。
おわりに
確かにネットで言われているような、なにこれめっちゃ美味しいってやつです。この国の料理を色々試してみたくなってきます。ヒンカリも美味しかったけど、ハルチョーもものすごく美味しい。
もっとグルジア(ジョージア)料理を食べてみたいので他にも作ってみようと思います。
これまで作ったグルジア(ジョージア)料理も合わせてご覧ください。
参考文献
世界遺産になった食文化5 グルジア料理
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