ヒンカリは、肉汁たっぷり、こぶし大程の大きな水餃子です。材料に特殊なものはなく、日本でも安価に入手可能なので家庭でも簡単に作れます。
はじめに
グルジア料理は食べるとその味の虜になってしまうと言われています。しかし、日本で食べれるお店は大都市部でも数店しかありません。
なければ作ってしまおうというわけで、今回は特に美味しいといわれる巨大な水餃子のヒンカリを作ります。
ヒンカリはグルジアを代表する料理のひとつで大変美味しく食べた人を文字通り虜にしてしまいます。
作り方 8個 2-3人分
○生地の材料
強力粉 300g
塩 小さじ1(5g)
水 180mL
○具の材料
合いびき肉 300g
タマネギ1/2 100g
パクチー ひと束
パセリ 1本
塩 小さじ1(5g)
チリパウダー 少々
ニンニク チューブ3cm位
水 大さじ6
○作り方
1.生地を作る
2.具を作る
3.具を生地で包み茹でる
生地を作る
1.ボールに強力粉、塩を入れ水を少しずつ入れて混ぜる
2.ひとまとまりになったらよくこねる
3.200回くらいこねたら丸めて30分寝かせる
4.寝かせた生地八等分する
5.生地を麺棒やビンで伸ばして手のひらより大きくする
具を作る
1.ボールにひき肉、みじん切りにしたタマネギ、パクチー、パセリ、調味料、水を加えて粘り気が出るまでこねる
2.八等分する
具を生地で包み茹でる
1.鍋に水をたっぷり入れ、塩濃度が1%位になるように塩を入れる
2.皮を伸ばしながら具を包んで角を立て捻る
3.煮立ったお湯に入れる
4.10分くらい茹でる。沈んだヒンカリが浮いてきたら2-3分茹で完成
それでは調理過程を写真付きで振り返ってみます。
ボールに強力粉、塩、水を入れ混ぜます。手にべっとり付きますが、作業を進めていくうちに取れるので適当に。まとまったら力技でこねます。
200回くらいこねたのがこちら。表面もだいぶツルツルになり、手についていたものはほとんどなくなります。ラップをして30分寝かせます。この間に具を作ります。
ひき肉、みじん切りにしたタマネギ、パクチー、パセリ、調味料、水を入れ粘り気が出るまでこねます。粘り気が出てきたら8等分しておきます。このあと包むときにお湯を沸かし始めると包み終えてすぐに加熱できるのでこのタイミングで鍋に水をはり沸かしておきましょう。
30分寝かせた生地を8等分して生地を麺棒やビンで伸ばします。かなり大きく伸ばした方が具を包むときに楽です。手のひらより少し大きいくらいなので13cm前後でしょうか。
具を包みます。作業途中はちょっと撮れなかったので包んだあとになってしまいますがこんな感じ。ちょっと生地の大きさが小さかったり、具がかなり多かったので皮を伸ばしながら包んで角をひねって無理やり作った感じです。
ちなみに1個の大きさは握りこぶしと同じくらいの大きさになります。
お湯の湧いた鍋に入れます。今回はスープにはせずに取り出して食べるので水と塩だけです。
入れてから7分後がこちら。沈んでいたヒンカリが浮き始めてきます。浮いてきてから2-3分茹でて完成になります。取り出して皿に盛り付けましょう。
盛り付けるとこんな感じです。ヒンカリっぽい形をしていて美味しそうに見えます。
実食
それではいただきます。黒胡椒をかけて食べるらしいのですが、今回はそのまま食べてみます。
肉汁がすご!横にすると肉汁に具が浮いているような感じ。今まで食べて小籠包なんかよりも汁の量が多い。
そんでダシとか一切入れてないのにめっちゃ美味い。パクチーがパクチーぽくない何かに相転移していて別次元の旨さです。パクチー嫌いな僕でもぺろりといけちゃいました。
内部はこんな感じ。肉汁がすごい。
皮はモチモチしていてとても食べごたえがあります。握りこぶしくらいの大きさがあるので1個でも食べごたえ十分です。
ちなみにひねった角の部分は残すことが多いらしいので無理して食べる必要はありません。
おわりに
売ってない、店も少ない、なら作ってしまおうというわけで試作してみたのですが、予想以上の美味しさに驚いています。あまりの美味しさに翌日でも余韻が残るくらいでした。
グルジア(ジョージア)料理はスープやパン、野菜料理も美味しいらしいので今後挑戦してみようと思います。
これまで作ったグルジア(ジョージア)料理も合わせてご覧ください。
参考文献
世界遺産になった食文化5 グルジア料理
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