喉が渇く果物「カニステル」を食べる

中米原産の喉が渇くと噂の果物を食べます。

目次

はじめに

カニステルは中央アメリカ原産の作物です。熱帯で育つ作物らしく、日本では沖縄で栽培されています。あまり出回る作物ではありませんが、甘く美味しいとのこと。

別名エッグフルーツ、クダモノタマゴと呼ばれています。

追熟させてべる果物で、ネットで調べると、食べると喉が渇く、焼き芋みたいな味など一般的なフルーツとは違う表記が見られます

市場に出回っていないとのことですが、通販を利用すれば購入できるので早速取り寄せたのでその感想を書いてみます。

謎の果物カニステル

ポチってから数日で届きます。カニステルの外観はこんな感じです。

黄色い果物でハート型の固体がいたりして結構かわいい形をしてます。

このまま食べると苦いので、追熟させて皮が割れてきたものや柔らかくなったもの、色が少し変化したものを食べます。

さっそく柔らかい固体を食べてみます。

半分にしてスプーンですくって食べます。

さて、その味ですが、結構甘いです。そして食感が焼き芋。シルクスイートみたいなしっとりとした繊維質のある芋といった感じですね。

別固体になりますが、種の周りが茹で卵の黄身のような感じでぼそぼそしたものがあったり、喉が渇くと言われている理由がよくわかります。

香りもあまりせず、ほんのり甘そうな果物っぽい香りがするんですけど、いまいち何の香りか思い出せません。フルーツ独特の芳醇な香りやジューシーな食感はなく、いい香りのしない焼き芋を食べている感じです。ちょっとではなく、かなり変なフルーツですが、これはこれでありだなと思います。ちなみに糖度は18くらいありました。

難点は追熟の見極めが結構難しいところと個体差がある点です。

追熟をしないと苦く長すぎると有機溶媒系のちょっと嫌な臭いがしてきます。追熟の適期でも皮が割れるものと割れずに果皮が黒く色づくものがあったり、見極めが難しいです。

そして個体差もあって、美味しくない固体もいます。見た目から当たりがどれかはわかりませんが、今回購入した物では黄色い固体よりも色の強いオレンジ色に近いものの方が甘く感じました。

近縁のルクマ

南米原産の近縁種にルクマというものがあります。南米の食材店で冷凍物が販売されています。ルクマの味はカニステルとほぼ同等がカニステルのほうが美味しく感じました。一度は食べてみたいという方向けと思います。

関連記事:南米のフルーツ「ルクマ」

おわりに

カニステルは糖度が20近くあり、大変甘く美味しい果物です。ただし、追熟の見極めが難しく、足りないと苦く、腐りかけると有機溶媒のような香りがして食味が落ちます。

果物の概念がちょっと変わる面白い物なので、一度食べてみてはいかがでしょうか。旬は1-4月とのこと。購入はこちらからお願いします。

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