日本で入手可能な珍しいフルーツ

これまで食ったやつを紹介します。美味しいやつからイマイチなやつ、食えないやつまで詰め込んでまとめました。

目次

はじめに

スーパーや青果店を眺めていると季節毎に様々なフルーツが並びます。色々なものが並んでいるように思えますが、これらは一部のフルーツです。柔らかく輸送ができない、足がはやくすぐに傷んでしまうフルーツも数多くあります。また、輸入物は防疫が絡みます。

このようにスーパーで目に触れるフルーツは全体のほんの一部で世の中には見たことも聞いたこともないものが沢山あります。

今回は私が食べたことのな買ったものの中で特に珍しそうなものを紹介します。皆さんいくつ知っていますかね。

熱帯果樹系

日本の気候は寒帯から亜熱帯に属しています。冬があるので熱帯果樹野育つ地域が限られており、沖縄や奄美といった地域でしか栽培できません。

従って熱帯果樹はそれらの地域に住んでいるか海外に旅行しなければ食べれません。一部の例外として、貯蔵性がよく美味しいものとして、パイナップルやバナナが流通しています。

熱帯果樹のもう一つの課題は輸入難易度が高い点です。病気や虫を国内に持ち込めないため防疫対策が必須となり日本に持ち込めないフルーツが数多くあります。

紹介するものは沖縄や国内で生産されたもの、もしくは合法的な輸入品です。

生デーツ

UAEからいらっしゃいました。ドライフルーツでおなじみのデーツ。そのフレッシュな個体です。味は渋が少し残った柿。熟して半透明になると粉っぽい柿になります。

メテング

よくわからない木の実。味はうっすら甘く酸っぱい。

レモンドロップマンゴスチン

マンゴスチンの仲間。とても小さく味も個体差あり。レモンの名前がついている通り、酸味があり、うっすら甘い。

マンゴスチン

フルーツの女王と呼ばれるマンゴスチン。分厚い皮の中の白い可食部を食べる。味はライチに似ていて果肉はしっとりしている。皮は赤い色素を多く含んでいて服につくと取れにくいので食べるときはご注意ください。

関連記事:マンゴスチンを食べる

生ライチ

よく知られている黒いライチは、防疫の都合で燻蒸されたものです。未処理のものはちゃんと色がついていてこのライチはピンクに近い色をしています。フレッシュでコンディションのいいライチは香りも良く大変美味しいものです。

フレッシュ龍眼

以前は冷凍ものしか流通していませんでしたが、現在はフレッシュ龍眼が流通しています。独特の香りやうっすら黒糖を感じる風味です。

ノニ

健康食品に出てくるおなじみのアレ。味は渋く食べれたものじゃない。アクが強くすぐに黒くなります。

ロウソクの木の実

見た目の通り、ロウソクに似た実のなる木があります。ナスに似た見た目と食感ですが繊維質が強くゴワゴワしていて解毒が必要なため食用には適さないと思います。かじったけど美味しくなかった。

モンステラの実

追熟させて食べます。

表皮の緑色の部分がポロポロ落ちるので取り除いたら中身を食べます。味はバナナとパイナップルをあわせたようなトロピカル味。追熟ミスると渋くて死にます。

ジャボチカバ

見た目はブドウです。木の幹に直接花を咲かせて実をつける植物でなっている様子は非常に不気味。ブドウに似ていますが味は似ておらず、果肉はクリーミーで香りはスパイシー。

ピーナッツバターフルーツ

赤い実で追熟させると柔らかくなります。硬い状態だと青臭い豆のようななにか。追熟後はトロっとしたピーナッツバターのような形状になります。味はほんのりピーナッツバターを感じますが、色が赤いためイマイチ。

レンブ

薄いナシのような味。暑い地域で水分補給にぴったりかもしれない。

関連記事:レンブという果物を食べる

ジャックフルーツ

世界最大のフルーツ。味はまさにトロピカルフルーツです。コンディションの良い個体は本当に美味しい。種も茹でて食べれます。

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パンノキ

ジャックフルーツに似た果樹です。若いジャックフルーツと同様に焼いたり煮たりして食べるようです。味は若いジャックフルーツに似ています。

ポポー

北米原産。耐寒性もあり日本各地で栽培されていました。味は熱帯果樹のような独特な香りと甘さがあります。美味しいけど柔らかく痛みやすいので輸送に不向き。

関連記事:幻の果物といわれる「ポポー」食べてみた

釈迦頭

ポポーと同じバンレイシ科の果物です。味はポポーよりもさっぱりしていて美味しい。中国が台湾から禁輸したため、新たな消費地として冷凍ものが日本に入ってきてます。

関連記事:釈迦頭(バンレイシ・シュガーアップル)を食べる

アテモヤ

こちらもバンレイシ科。釈迦頭に似た味で爽やかな酸味と濃厚な甘みがあります。バンレイシ科はだいたい美味しい。

関連記事:森のアイスクリームといわれる「アテモヤ」

アビウ

アビウの果肉はトロっとしています。特徴的な味や香りはなく、甘くて爽やかな味です。

関連記事:淡くとろける果物「アビウ」

ピタンガ

松脂の香りがする木の実です。果肉は柔らかい。味の個体差が大きく、美味しい個体とあかんヤツの落差が激しい。

関連記事:松脂の匂いがする果物「ピタンガ」

カニステル

焼き芋のような果物。食べると喉が乾く。未熟だと苦いのが難点。

関連記事:喉が渇く果物「カニステル」を食べる

ルクマ

南米原産のフルーツ。カニステルの近縁種と思われます。味もカニステルと同様。

関連記事:南米のフルーツ「ルクマ」

サポジラ

チューインガムの木の実です。昔は樹液からガムを作ったとか。味は干し柿と黒糖を混ぜたような味がします。

関連記事:サポジラを食べる

ホワイトサポテ

クリーミーでしっとりとした食感です。甘さはアテモヤや釈迦頭に近いですが香りはあまりしません。

関連記事:クリーミーで甘いホワイトサポテ

アムラ

健康食品系で見かけることのある果実です。たいへん硬く渋みも強いので好んで食べようと思えません。現地では塩を付けてかじるとか。

関連記事:渋くて酸っぱいアムラ

カレーリーフの実

スパイスで知られるカレーリーフは簡単に実をつけます。味は甘く、カレーリーフの濃厚な香りが刺さります。果肉は柔らかく、デラウェアのようなグニュっとした食感です。種あり。

関連記事:カレーリーフを植える

ドワーフタマリロ

タマリロの矮性種というわけでドワーフタマリロ。ナス科特有の香りがしますが、完熟まで持っていけると甘みが強くなります。

関連記事:ドワーフタマリロを食べる

ランブータン

マレー語で毛の生えた物。見た目が個性的な果物です。中の可食部は白く、ライチに似た味がします。種の周りに硬い皮がありちょっと気になるけど美味しい。

関連記事:毛の生えた果物ランータン

スターフルーツ

星型の映えフルーツ。味は薄ら甘く酸味が強い。

ミラクルフルーツ

酸味を甘味に変換するミラクルなフルーツ。こいつを口の中でこねくり回してからウィルキンソンを飲むとサイダーのような甘さになります。

関連記事:酸味を甘味に変えるミラクルフルーツ

ドラコントメロン

酸っぱ苦く硬いナニカです。塩をつけて生食する他、料理に酸味を加えるときに使うとか。

ドリアン

フルーツの王様ドリアン。圧倒的なニオイにやられます。味は焼き芋のようなねっとりとした食感とトロピカルな風味が炸裂します。ニオイが強すぎるのと個体差があって好みが分かれる。

タマリンド

マメ科の作物。表面の殻を割って中の可食部を食べます。味は酸味が強く単体で食べるものじゃないですね。梅干しの種のような硬く尖った種が入ってます。カレークラスターにおなじみの食材。

イエローピタヤ

ドラゴンフルーツの仲間。ドラゴンフルーツ系で一番甘いと言われていています。しっとりとした上品な甘みの果肉。特徴的な香りはあまりしない。

カカオ

チョコを作るイベントのもの。これがチョコになるのか?という味。カカオパルプはゴディバで購入できるので興味の有る方はお試しください。

その他

日本国内にも食べられていないフルーツやそれに類するものがあります。庭木だったり毒があったりあまり美味しくなかったりと様々です。

蟠桃

平たいモモ。種が小さく可食部が多い。日本で一般的なモモに近い味で大変美味しいです。

関連記事:平で歪んだ形の蟠桃(ばんとう)

ソテツの実

ソテツは全体に毒があります。実にも毒がありますが解毒して味噌にして食べる地域があります。かじってみるとほのかに甘い。毒があるのですぐに吐き出して口をすすぎました。

関連記事:解毒したソテツの実を使ったソテツ味噌

砂糖大根

甘く泥臭い。煮詰めると砂糖になるらしい。

フェイジョア

近年国内で生産量の増えているフルーツです。香りが独特。バナナとパイナップルをあわせたような香りと味がします。食感はねっとりした中に石細胞由来のゴリゴリ感あり。

グリーンアーモンド

青くてコリコリした食感がクセになります。

関連記事:グリーンアーモンドを食べる

アーモンドの果肉

完熟したものはうっすら甘いカリカリのモモ。未熟だと渋い。

関連記事:完熟したアーモンドの果肉を食べる

フィンガーライム

指のような柑橘。皮は薄く、剥くとつぶつぶの果肉が詰まっています。

味はライムと似てます。料理に添えると口の中で噛んだときに味が広がるのでオサレな料理のアクセントに使うのがオススメ。

佛手柑

這い寄る混沌。内部ははたして・・・・・・・

関連記事:仏手柑(ブッシュカン)を食べる

ユスラウメ

梅雨の時期にサクランボやグミに似た赤い実をつけます。見は柔らかく薄く甘酸っぱい。庭木に植わっていたりするので目にする機会も多い。

関連記事:ユスラウメを食べる

サンザシ

サンザシという中国の果物。姫リンゴくらいの大きさ。味はボケたうす甘いリンゴ。

ナツメ

薄いリンゴとかナシのような味。

カジャリメロン

インドのメロン。味は甘く身は少し粉っぽい。芳醇な香りが大変良く、食べるよりもニオイを楽しみたい品種。

完熟ゴーヤ

黄色くなったゴーヤの内部には鮮やかな赤いナニカが入っています。この赤い部分を食べます。うっすら僅かな苦味を感じますが甘い。

キワノ

ツノニガウリという名前。中身は結構きれいな緑色。

いうほど苦くはありません。それよりも酸っぱい。果肉がゼリー状で食感はいいのですが、種が全てを邪魔していて硬くて不快。

見た目がとても個性的なのでインテリアにどうぞ。武器として投げてもいいかも知れません。

おわりに

特に美味しいのはバンレイシ科の釈迦頭やポポー、アテモヤはどれも美味しいです。他にもライチやマンゴスチン、ランブータンは何度も食べたいと思うくらいです。

日本で入手可能なフルーツは限られます。とはいえ、探せば結構面白い物に出会えるのも事実です。とりあえず見たことのない珍しいものは食べてみましょう。

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