南米のフルーツ「ルクマ」

果物なのに果汁がなく甘いサツマイモのような喉の乾く果物です。

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はじめに

南米原産の果物にルクマというものがあります。日本では見慣れないアカテツ科の仲間です。亜熱帯や熱帯ではよく見られ、熱帯果樹ではよく知られているカニステル、サポジラ、ミラクルフルーツなどもアカテツ科です。バラ科のように食用になるものが多く見受けられます。

ネット情報では、甘く焼き芋のような味と言われ、現地ではアイスやお菓子に利用されるとのこと。ルクマの入手方法は、南米食材店で冷凍物が入手可能です。

今回は五反田のキョウダイマーケットさんで購入しました。

ルクマの外観と中身

大きさはこぶし大の球形。皮は濃い緑色やカーキ色と思われますが冷凍によって変色している気がします。

中心部に大きな種があり、個体によっては複数個入っています。こいつは一つでした。果肉の色はカボチャのようなオレンジ色です。

過熟気味なせいか、果肉はかなり柔らかく、スプーンで容易にすくえます。

ルクマの味

気になる味は、甘くしっとりとした食感です。甘く蒸かした芋のようなホクホク感やねっとり感があり、果汁がないため食べていると喉が乾きます。個体差もあるのでしょうが、食べた個体は遠くに若干の苦味を感じました。

香りは果物が傷んだときにする甘酸っぱいニオイがほんのりします。個体差なのかコンディションなのか不明ですが、好ましいニオイではありませんね。

焼き芋のように甘くねっとりとした食感のため、南米ではアイスクリームやスムージーに加工されるとのこと。

前評判どおり近縁のカニステルに似た味でした。

近縁のカニステル

熱帯果樹マニアの皆さんにはよく知られているカニステルという果物があります。甘く、蒸かした芋のように果汁はなく、ホクホクした食感が特徴です。よく食べた人が喉が渇くので水分が必須なんていいます。

熟していると甘いのですが、未熟だと苦味を感じます。

ルクマとカニステルの違いは、見た目では皮の色が違います。ルクマは緑っぽく、カニステルは黄色からオレンジ色。味はほぼ同じでしたが、カニステルのほうが甘く感じます。ルクマのちゃんとしたコンディションのものを食べてから再評価したいところ。

関連記事:喉が渇く果物「カニステル」を食べる

おわりに

ルクマはカニステルに似た果物で水分が少なく食べると喉が乾きます。

珍しいものを食べてみたい人はぜひ一度は食べてほしいところ。実店舗での購入はかなり限定されるので通販をご利用ください。購入はこちらからお願いします。

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