奄美の名産です。
はじめに
人間は毒のあるものを解毒して食べることがあります。
解毒方法、加熱、固液分離、希釈など多岐に渡り、食材によって様々です。
ソテツはサイカシンという水溶性の毒が含まれています。一方で幹や実にはでんぷんが含まれており、古来より水にさらして解毒して食べられてきました。
奄美ではソテツの実を解毒して味噌にしたものが製造、販売されていてお土産として人気となっています。
ソテツの実
気になったので少しかじってみることにします。少量触れたくらいじゃ死なないし、飲み込まずに吐き捨てて水でよく洗えば問題ないはずです。
ソテツの木になっているものはこのようなオレンジ色であまり美味しそうに見えません。
こいつを半分に割ってみます。
外側はオレンジ色の果肉が薄く付いていますが、内部に白い仁があります。こいつを細かくして水にさらして乾燥させる操作を数回繰り返して解毒して食用とするそうです。
仁がどんな味なのか、一応かじってみると、ほんのり甘く、生のナッツ類とい言った印象を感じます。解毒していないので飲み込まずに吐き捨て、一応口はよくすすいでおきます。
ソテツ味噌
砕いたソテツの実が入っているのですが、あまり量は多くない感じです。大豆と米がほとんどといった印象を受けます。
それではさっそく食べてみましょう。
味はかなり甘め。パッケージに書いてあるようにお茶請けにぴったりかと。ソテツっぽさを感じれるものではありませんでした。
おわりに
ソテツは古来から甘味で食べられてきた食材です。
毒が含まれるものを解毒して食用としており、現在まで失伝することなく製法が伝わっています。
奄美地方を訪れた際はスーパーに立ち寄れば購入可能なのでお土産にぴったりでしょう。
通販でも購入可能なので手っ取り早く食べてみたいというかたはこちらから購入願います。
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