ギリシャでゲミスタと呼ばれるトマトの詰め物料理の作り方を紹介します。元ネタは世界は欲しいモノにあふれているで紹介されていたレシピです。
はじめに
ゲミスタはギリシャで作られるドルマです。ドルマ自体は北アフリカから中央アジアにかけて作られる料理で様々なレシピがあります。
一般的にトマトやピーマン、ブドウの葉で具を詰めるもので、中身は肉だったり米だったり色々です。
トルコ料理では肉はメインディッシュ、米なら冷まして前菜といった感じになります。また、ブドウの葉を用いたドルマはロールキャベツの原型と言われています。
これまでに作ったものもあるのでこちらも合わせて御覧ください。
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今回のゲミスタはギリシャで作られるドルマになります。トマトに米を詰めるもので温かくても冷たくても美味しい料理です。
作り方
○材料(3個分)
トマト 3個
米 1/3合
タマネギ 1/2
ハーブ 20g(ディル、パセリ、ミント)
トマトペースト 大さじ1
オリーブ油 50mL
水 75mL
塩 小さじ1/2
胡椒 小さじ1/2
ジャガイモ 2個
○工程
1.トマトをくり抜くき、タマネギはみじん切りにする。トマトの中身後工程で使うので取っておく
2.タマネギを炒めしんなりしたら生米を入れ3分炒める
3.くり抜いたトマトの中身半分、オリーブ油25mL、水75mL、トマトペースト大さじ1を加え5分加熱
4.塩胡椒を加えて味を整えハーブを加え具とする
5.耐熱皿にくり抜いたトマトを敷いて具を詰める
6.トマトで蓋をしてオリーブ油と残りのトマトの中身を加える
7.180℃で1時間加熱して完成
ジャガイモはトマトが倒れないように適当な大きさに切って支えにしておきます。
それでは詳細な工程を。
まず、トマトを切ります。トマトの上部、大体1/4から1/5くらいの場所をカットします。切った上部にあたるところは蓋にするので捨てずに取っておきます。
それから中身をくり抜きます。中身は後工程で使うのでボールに取り分けておきましょう。
スプーンやフォークで少し潰して細かくしておくと火の通りが早くなるので少しだけ潰しておきます。
それからみじん切りにしたタマネギを炒めて生米を加えます。
3分程炒めたら、くり抜いたトマトの中身の半分、水75mL、オリーブ油25mL、トマトペースト大さじ1を加えて5分炒めます。
塩、胡椒を加えて味を整えます。小さじ1/2くらい加えて味が足りなければ増やしてみてください。
それからハーブ類を加えます。ハーブは自分の好きなものを加える感じでいいと思います。
混ぜたら具の完成です。
あとは耐熱皿にトマトを並べて倒れないようにジャガイモを並べて詰めていきます。具はパンパンにすると焼き上がり時にあふれてしまうので8割くらいにしておくとちょうどいい具合になります。
トマトに蓋をして残りのオリーブ油、くり抜いた中身の残りを加えます。
180℃に温めておいたオーブンに入れて180℃で1時間加熱して完成となります。
焼き上がりはこんな。
皿に移していただきます。見た目はちょっと微妙ですね。
味付けは塩コショウのみ。シンプルで優しい味です。これは温かいまま食べるよりも冷やして冷製のゲミスタとして食べたほうが美味しいかもしれませんね。
残った具の使いみち
トマトの大きさが小さかったりすると具が余ってしまいます。そのまま捨てるのは勿体無いので蓋をして5分程加熱しましょう。
しっかり焼き色をつければパエリアのようなものが出来上がります。
おこげのような焼き色がついているため、大変香ばしくゲミスタとは違った美味しい何かとなります。
具を詰めないと余って勿体無いと思うかもしれませんが、こっちも美味しいので程々に詰めて残ったものを美味しく食べるのがオススメです。
おわりに
世界はほしいモノにあふれているで紹介されていたレシピに近いものです。番組中でレシピを公開しているシェフがお母さんのシンプルな味と言っていましたが、本当にその通りでシンプルながら安心する味。
ゲミスタというドルマの一種でいろいろな地域で作られる料理なんだなと改めて思いました。
ギリシャでも夏の定番料理とのことなので、トマトの美味しくなる旬の時期に作ってみてはいかがでしょうか。
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