クワの実をジャムにします。コツは冷凍させること。軸外しが楽になり、調理時間の短縮にもなります。
はじめに
クワはかつて養蚕が盛んだった時代に農村や郊外で必ずと言っていいほど栽培されていました。
現在は養蚕も下火になり、畑の境界線に見られるくらいです。
梅雨前後の初夏にクワの実は食べごろを迎えます。その味は、素朴な味わいで甘すぎずどこか懐かしい味と香りがします。
そのまま食べてもいいのですが、ジャムにして保存の効く形に加工してみようと思います。
ジャムづくりの時短方法
ジャムは、ペクチン(植物に含まれる多糖類)、砂糖、酸これらがあることで初めてドロッとした形状になります。
かつては長時間、弱火で加熱することが必須と言われてきましたが、これは細胞膜を破壊してペクチンを取り出すための操作です。
冷凍させて細胞膜を破壊してから調理を始めると時短効果が狙えます。また、こうやって作ると加熱によって風味が飛ばずに美味しい仕上がりとなります。
ペクチンが少ない果物でもペクチンを加えればジャムにできるの未知のジャムを作ることができます。
作り方
◯材料
クワの実 好きなだけ
砂糖 クワの実の1/2g
レモン汁 適量(クワ500gに小さじ1くらい)
◯作り方
1.よく洗い冷凍させる
2.解凍させ軸をとる
3.砂糖を加え20分加熱する
4.レモン汁を加え完成
流れはこんな感じです。
写真を交えながら詳細な作り方を紹介します。
まず、よく洗い冷凍させます。それから解凍させます。これは軸を外しやすくするためです。また、調理時間短縮の効果もあるので必須の工程になります。
実を指で潰すと軸は簡単にとれるので指を汚しながら、テレビでも見ながらやるのがオススメ。とても面倒で手間のかかる作業なので。
軸を外したら鍋に実と砂糖を入れて加熱します。
20分くらい加熱してレモン汁を加えたら完成となります。
熱いうちに瓶にうつしてしまいます。
なんとも言えない素朴な味わいでとても美味しいです。特にヨーグルトに加えて食べるのがオススメです。
おわりに
ジャムを作るときに果実を凍らせると細胞膜が壊れて加熱時間を短縮することができます。調理時間が短くなると、風味が損なわれないため、美味しいジャムになります。
クワの実のジャムは軸を外すのが手間ですが、大変美味しいものです。
材料費もほとんどかからずに作れるので、近所にクワの木があるのでしたらぜひ作ってみましょう。
コメント