クワの木はかつての養蚕の名残として田畑の隅や家の軒先で見かけたりします。梅雨入り前の初夏に紫色の実を付け食べることができます。
はじめに
かつては養蚕のため、農村のどこの家でも蚕を飼っていたそうです。しかし、近代化が進み生糸が必要とされなるとクワ畑は他の作物に転用されたり宅地になったり姿を消していきました。
クワは初夏に実を付けます。横文字ではマルベリーと呼ばれ、その味は酸味のあるキイチゴに近い味がします。そのまま食べるだけでなく、果実酒やジャムに加工されることもあります。
クワの実を食べよう
クワの木はかつてはそこら中にありましたが、現在はあまり見かけません。これは桑畑が他の用途に利用されただけでなく、木が虫を付けやすく、人間が管理しないと育ちにくいことも挙げられます。
そんなクワの木が近所の土手にあり、たくさんの実を付けていました。枝にはたくさんの実がなっています。
熟した実を食べる分だけ収穫して帰ります。 収穫したクワの実は、付着物が多いのでよーく洗います。ザルに入れてボールで軽く洗うだけでもかなりの汚れが浮いてくるのでしっかり洗いましょう。
よく水を切ったのがこちらになります。 マルベリーと呼ばれるだけあって、ベリーのような形をしています。香りはあまり強くありませんが、果物特融のフルーティな香りがうっすらします。
実食
それではいただきます。
すっぱくてほんのり甘く美味しいですが、当たりはずれが多くてすっぱいだけのとかが混ざってます。 これはそのまま食べるよりも加工したほうがおいしいような気がする。
一緒に収穫しに行った友達は、ジャムにするそうです。普通のジャム作りと同じ感じで簡単に作れるとのこと。 その際は、画像にあるような緑色の花梗をしっかりとって作ります。
おわりに
あまり見かけなくなったクワの木ですが、郊外の畑のすみや河原、公園に生えていたりします。梅雨入り前の5月下旬から6月上旬に紫色の実をつけます。
見かけたらつまんでみてはいかがでしょうか。
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