圧力鍋、保温鍋、琺瑯鍋の違い

目次

はじめに

鍋は食材を煮る調理器具です。一口に鍋と言っても様々な製品があり、使われる素材や特殊な機能を持たせたものがあります。

ただ煮るだけなのであんまり拘らなくてもいいと思われますが、圧力鍋や保温鍋は持ってると結構便利です。特に圧力鍋は長時間煮込む料理に使うと劇的な時短を実感できます。

今回は、料理初心者に向けて圧力鍋、保温鍋、琺瑯鍋のメリット、デメリットや得意な料理など解説します。

圧力鍋について

圧力鍋は読んで字のごとく圧力をかけられる鍋です。加圧することで水の沸点が上がるため、料理時間が数分の一になります。また、調理時間が短くて済むため、ガスや電気の使用量を抑えられます。時短効果ばかり目が行きますが、米を炊いても美味しいんです。モチモチに仕上がるのは圧力鍋ならではと言えます。

扱ったことのない人は温度と圧力がいつまでも上がり続けるような印象を持たれますが、圧力は重りで調整しているのである一定の温度、圧力となり、それ以上は水蒸気として安全に抜ける使用になっています。蒸気に直接触ったりしなければ問題ありません。ただ、音はちょっと怖いと感じますね。実際。

デメリットをあげるとするとパッキンにニオイがつきやすいこと、調理中に味付けが困難なことです。味付けに不安が残りますが、レシピ本通りにきっちり分量通りに作れば美味しく作れます。

牛筋や煮込み料理といった時間のかかる料理が手早く作れるので一台はほしいところ。

保温調理器

保温調理器はゆっくり温度の下がる調理器具です。加熱した鍋を専用の保温容器に入れて使います。コトコト弱火で煮込むわけじゃないので沸騰による荷崩れを防げます。こちらも圧力鍋と同様にガスや電気の使用量を抑えられます。

この調理器具の難点は鍋より一回り大きな保温容器の場所を取る点と調理時間が長くなる点です。

荷崩れしないというメリットはありますが、それ以上にデメリットが大きく、数回使用して手放してしまいました。保温調理器は鍋にタオルを巻いてある程度再現できるので、購入を検討している方は試してみてはいかがでしょうか。

琺瑯鍋

琺瑯鍋は金属とガラス質の素材を組み合わせた鍋です。ル・クルーゼさんの鍋が有名でしょうか。色とりどりの鍋があるので見た目がよくインテリアにもなります。

腐食にとても強いので鍋に作り置きしておくのに適しています。

デメリットは、表面がガラス質なので落下のような強い衝撃を与えると割れてしまう点です。これは他の金属製の鍋には見られない材質上の性質になります。

鍋としての特性は普通の鍋と大差ありませんが、見た目がいいのでそのままテーブルにおいても映えます。見た目のいい製品は使っていていい気分になるので愛用者も多いのではないでしょうか。

初心者にオススメの鍋

初心者こそ圧力鍋をオススメします。理由は牛筋の煮込みや豚の角煮など、長時間煮込む料理が驚くほど短時間で作れるからです。自分でこんなに美味しい物が作れるんだという感動が得られ、料理がもっと楽しくなるでしょう。

火加減の管理が不安だったり面倒な場合、電気圧力鍋がオススメです。炊飯器のようなもので簡単に扱えます。

関連記事:失敗しない電気圧力鍋の選び方

おわりに

鍋は食材に火を通す重要な調理器具のひとつです。様々な物が販売されているので、見た目が気に入った物を購入してもいいと思います。

私のオススメは圧力鍋です。料理で律速になる水の沸点をあげられるので煮込み料理が爆速で仕上がります。料理初心者や圧力鍋未経験の方はぜひ圧力鍋を使ってみましょう。

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