売られているパッションフルーツにはシワがありません。この状態ではかなり酸っぱいので追熟させて食べます。追熟の進行は表面のシワから判断します。
はじめに
パッションフルーツは樹勢が強いためグリーンカーテンに利用でき、ホームセンターでも苗を購入できるくらいに普及してきています。
その味は、酸味がつよいため購入後、収穫後すぐに食べることはできません。追熟させ酸味を和らげる必要があります。
と、食べるまではちょっと手間ですが、食べ方は簡単で半分に切ってスプーンですくって食べるだけです。
パッションフルーツの追熟
売られているパッションフルーツは紫色をしています。見た目も香りもいいのですが、この状態では酸っぱすぎてあまり美味しく感じません。
そこで、追熟をさせて酸味を和らげる必要があります。
パッションフルーツの追熟は特徴的で、追熟が進むに連れて表面にシワがよってきます。最初は一部に凹凸ができたりしますが、やがて果物全体にシワがよってきます。
酸味は追熟が進むに連れてどんどん落ちていき、全体にシワがよってから食べるとほとんど酸味がせず甘くなります。
この状態だと物足りないので、1/2〜2/3程度にシワがよった状態のものを食べると酸味が程よく残っていて美味しく感じます。
こちらは全体がシワシワになるちょっと前のもの。
こいつを半分に割ります。
こいつをスプーンですくって食べるわけです。程よい酸味が残り、香りもよく、種がプチプチ弾ける感じがたまりません。
やっぱり果物は酸味が残っていたほうが美味しく感じます。
未成熟な緑や黄緑色のパッションフルーツ
パッションフルーツは木から実が落ちやすい果物です。そのため、樹上で紫色にならずに緑や黄緑色のときの落ちてしまうことがあります。
一見食べれなさそうにみえますが、こちらも数日おいておくと紫色になり、やがてシワがよってきて酸味が抜け、美味しく食べることができます。
地面に落ちてしまっていても捨てずにとっておきましょう。
おわりに
追熟の見極めは好みにもよりますが、酸味の残っているタイミングで切り上げるのがオススメです。酸っぱいのが好きな方はシワが1/2くらいよったら終わり。もう少し落ち着いた感じが良い場合はシワが2/3くらいに押さえておくのがいいでしょう。
パッションフルーツは、香りがよく、甘みと酸味が強く美味しい作物です。実の追熟具合で酸味がかなり変化するので好みの食べごろを見極めなければいけませんが、味の変化を楽しめます。
グリーンカーテンにも向いているのでベランダでも育てられます。
春先に苗を購入して育ててみてもいいかもしれませんね。
形の似た作物にミズレモンというものがあるのでこちらの記事も合わせてご覧ください。
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