マンゴスチンを食べる

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はじめに

熱帯果樹を食べてみたいと思いませんか。図書館で植物の図鑑を見たり海外の旅行記を見ると、日本では見たことのない作物が数多く見られます。

熱帯果樹を輸入できればいいのですが、ほとのどの作物が防疫上、持ち込みが禁止されています。

一方で、気候変動によって国内でも熱帯果樹が栽培可能になることが期待されていて、試験栽培がされています。多くの熱帯果樹が日本で流通することはしばらくなさそうなのが現状でしょう。

スーパに並ぶ熱帯の作物(バナナやアボカド等)は、殺虫技術が開発され防疫上の問題をクリアしたものが輸入されています。比較的最近になりますが。2003年にマンゴスチンの殺虫技術が開発され、輸入解禁となり、スーパーに並ぶようになりました。あまり売ってるところを見かけることのない熱帯作物を購入できるのは嬉しい限りです。

そんなわけで今回はマンゴスチンを食べます。

マンゴスチンについて

マンゴスチンはマレー原産のフクギ科の作物です。フクギという木があるそうですが、南の方の木なので本土で見たことがありません。さすが図鑑の中でしか見なかった作物と言う感じでしょうか。

マンゴスチンは果物の女王という異名が付いており、味もライチに似ているということで早速食べてみましょう。

マンゴスチンの食べ方

マンゴスチンは果皮を剥いて中を食べます。結構硬く、包丁で底部をスパッときって果皮を剥くきっかけをつくりましょう。

底部を落とすと可愛い桜の花びらみたいなものが良く観察できます。

それから真ん中に少し刃を入れていきます。

そうすれば綺麗に中身を取り出すことができます。こいつはちょっと果皮が厚くって可食部の少ない残念な個体でした。

盛り付けるとこんな感じですね。

さて、その味ですが、ライチに近い味がしますね。食感はライチのような弾力があるわけではなく、やわらかいものでした。酸味と甘みのバランスがよく、さっぱりとした味わいです。種は小さいものがちょっとあった程度です。画像検索をかけると、1cmくらいのものが入っている個体もある模様。

単純にかなり美味しいです。ちなみに果皮は渋くてたべれません。服につくと赤い色素が取れなくなるおそれがあるので注意しましょう。

おわりに

果物の女王マンゴスチンは話に聞いていた通り、美味しい作物でした。値段はそこそこしますが、小学生の時に図書館で見た熱帯果樹が国内で食べれることに嬉しく思います。

2003年に輸入解禁され、時々スーパーでも見かけるようになってきたで手に取ってみてはいかがでしょうか。

関連記事:日本で入手可能な珍しいフルーツ

参考資料

植物防疫所HP よくある質問(国内旅行編)

植物防疫病害虫情報 第71号(2003年11月15日)

気候変動対応実践セミナー 熱帯果樹の栽培・普及に関する展望

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