塩と氷を使ってシャーベットを作る

氷と塩を使用した寒剤でシャーベットを作ります。材料さえあれば10分で完成。

はじめに

塩と氷を利用すると-20℃くらいまで温度を下げることが可能です。主に氷が溶けたときに起こる吸熱によってここまで温度が下がります。

好きな飲料を凍らせることができるので色々遊ぶことが可能です。

原理

物質は状態が変化するときエネルギーの移動も伴います。代表的なのは汗。水の蒸発によって熱を奪って体を冷やす働きなんか言葉で知っている方も多いと思います。

同様の熱の移動が氷が水に変化するとき、塩が水に溶けるときにも起こります。

まず氷から。氷が水に変化するときに熱を奪います。これは水分子が動き回るのにエネルギーを必要とするためです。水が蒸発して気体になるときに起こる吸熱と同じになります。

次に塩。塩は水に溶けるときに水和してNa-Cl間の結合が切れます。水和は水分子が運動エネルギーを失うので発熱という形でエネルギーを放出されます。Na-Cl間の結合が切れ水に溶けるときには水と同様に動き回るために大きなエネルギーを必要です。

こうして発熱と吸熱を伴いますが、トータルで吸熱になるのが塩が水に溶けるときに起こります。

少し長くなりましたが、こういったことから塩と氷を混ぜると吸熱が起こります。飽和になる量の塩を入れれば-20℃くらいまで一気に温度が下がるので、シャーベットが簡単に作れるというわけです。

作り方

材料
氷    400g
塩    100g
ジュース 200mL

ジュースを厚手のビニル袋にいれます。ない場合は薄手のを2重にするなどして破れにくくしましょう。

氷、塩、袋に入れたジュースを袋に入れます。今回は飲むヨーグルトを使います。

ゆっくりゆすりながら混ぜると温度が下がり始めます。ものすごく冷たいので軍手やタオルで手を覆ったりして対応が必要です。あとはゆっくり10分くらい揺すっていれば完成です。

袋から取り出すとこんな感じです。ちょっと手間取ったり素手で触って熱が映ってしまったので一部が溶けてしまいましたが、ちゃんとシャーベットになっています。

冷たいのでちょっと甘みが感じにくいですが、ちゃんとしたシャーベットです。揺すらずに冷やせばアイスキャンディのように固くなりそう。

おわりに

吸熱を利用してシャーベットを簡単に作ることが可能です。冷凍庫で作る場合はかき混ぜる操作が必要で面倒ですが、氷と塩を利用すれば強制的に撹拌されるのでシャーベット状になります。

ジュースの種類を変えることで様々な味のシャーベットが作れるのでお子さんと作れたら面白いのかなと思います。