オニシ沼に架かる興浜南線の橋梁跡

無数にある北海道の廃線めぐり。今回は興浜南線になります。

目次

はじめに

今回訪問した興浜南線は北海道東部オホーツク海の沿岸沿いに敷かれた興浜線の一部です。興浜線は一部の一部区間の先行開業を行ったため、興浜北線、興浜南線に別れています。間の部分は未成線として開業することなく廃線となりました。

廃線に至る経緯はどこも似たようなもので、戦後の自動車の普及、国道の整備、過疎化による収益の悪化で保てなくなるというものです。

廃線となり30年以上経過しているため、線路だった場所には草木が生え自然に帰ろうとしています。

オニシ沼の橋梁

興浜南線は海岸沿いに敷設され、すぐ隣に国道も併設されています。国道沿いから線路跡の盛り土や小さい河川に残る基礎のコンクリートを見ることができますが、オニシ沼周辺は国道と廃線跡が大きく離れるため国道から廃線跡の様子を見ることができません。

一方で航空写真をみると、オニシ沼に架かる橋梁をはっきり見ることができます。

 

藪漕ぎせずとも海岸沿いを少しあるけば到達できます。国道から見えないので行きにくいだけで到達難易度はさほど高くありません。

廃線跡はこんな感じ。

海岸から見た橋梁。

近寄ってみるとレールが残っています。草が多くて刻印までは確認できず。

橋の端部には木が植わっています。

橋梁の上からの眺め。

30年以上風雨にさらされている割にはきれいだなという印象です。

 

時間の都合と装備の都合があるので渡るのはやめておきます。次回は未成線を含めて周辺の探索をもう少しやりたいですね。

おわりに

今回訪問したオニシ沼の橋梁は興浜線に残る遺構の中でも最大級です。落書きや破損もなく、保存状態もなかなかよく見えます。

周辺の眺めもいいため、車窓からの眺めは最高だったんじゃないかな。なんてかつて賑わったころを妄想するのも廃線歩きの楽しみの一つです。

興浜線は通常の廃線だけでなく、未成線鉄(ロリ鉄)の魅力を兼ね備えた貴重な路線なのでまた訪問したいと考えています。

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