レールの残る歩ける廃線。7月下旬には小樽がらす市が開催され大変賑わいます。
はじめに
旧国鉄手宮線は1880年に北海道で最初の鉄道として開業しました。
開業当時は石炭や海産物の輸送に利用されましたが、利用客の減少、貨物輸送量の減少から1985年に廃線となりましたが、レールや遮断器などほとんどが残っています。
こういった廃線は遊歩道になっている場所もありますが、レールや遮断器が残っている場所は多くありません。
今回はそんな廃線歩きの魅力をお伝えします。
廃線歩きの魅力
廃線歩きの魅力は、かつての賑わいを想像したり周辺の遺構探しなど色々あります。
例えばレール。レールはただ古く錆びているわけではなく、作られた場所や年の刻印があります。
この画像は旧手宮線のレールです。中央部に1926と製造された年の刻印があります。
レールの残っている廃線はレールをよく見て探してみると作られた年代や場所がわかるのでレールを見かけたら探してみましょう。
旧国鉄手宮線跡
それでは廃線の本格的な廃線の紹介です。
旧国鉄手宮線跡はJR小樽駅の側にあります。
訪問した日は、小樽がらす市が開かれていてとても賑わっていました。想像してた廃線跡となんか違うってのが本音ですが、廃線ぽい人のいない場所を探して写真を撮ってきました。
土に帰りかけた枕木、錆びたレール、可愛い犬釘ゆっくり歩きながらみたかったのですが、ガラス市も気になってそれどころじゃなかった。
小樽がらす市
小樽はガラス工芸が盛んな町です。その由来は漁で使われる浮き玉にあるとのこと。現在はとんぼ玉体験やガラス製品を販売する店舗、工房が多数あります。
小樽がらす市は、廃線跡を利用した小樽がらす市が毎年7月開催されています。ここでは敷地の両岸に様々な工房が出店しています。アウトレットやここでしか購入できない製品が販売されているとのこと。購入額に応じて抽選券ももらえます。
小樽の工房だけでなく、県外からの出店もあり、様々なガラス作品を手に取り購入できるので眺めてるだけでも面白いです。
ちなみにガラス工房田沼さんのところでグラス、雅硝子さんで箸置きを衝動買いしてしまった。画像は後日。
おわりに
北海道で最初に開業鉄道がすでに廃線となっています。廃線になるにはなるべく理由がありますが、廃線後にも跡地を利用した活動が続いていて、地元に愛されてる場所なんだなと感じます。
今回紹介した場所は駅からの徒歩圏でいけます。ちょっと足を伸ばせば博物館もあり、他の遺構も見ることができるので沿線を散策してみると面白いと思います。
小樽観光の一つとして廃線歩きはいかかでしょうか。
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