逗子にあるという石切場跡を見学してきました。
目次
はじめに
みんな大好き石切丁場。
建材として採掘された跡が全国各地に点在しています。大規模なものだと、栃木の大谷石や千葉の鋸山あたりが有名です。
特に大谷石は大規模な地下坑道を見学でき、石工が手掘りで削り出した岩肌がとても美しく、巨大地下空間のスーケルも相まって訪問者を虜にします。
そんな石切場跡が逗子にもあるとのことで訪問してきました。
池子石の石切場跡
明治末期から大正時代にかけて池子石という石を産出していた石切場跡になります。大谷石など安価な石の流入や関東大震災によって廃れてしまい現在に至るとのことです。
機械で採掘されたわけでなく、石工が手彫りで採掘した波状の岩肌を見ることができます。
決して大規模な石切場跡ではありませんが、とても良いところでした。
それでは写真をご覧下さい。
石切場跡特有の土とカビの匂い、葉の透過光、水の滴る音。味覚以外の五感で石切場を感じることができます。
他の見学者もおらず、ずっと独り占めできるすばらしさ。
控え目に言って最高です。
おわりに
池子石の石切場跡は、石工が手作業によって掘り進めた様子を見ることができます。
眺めてよし、写真を撮るもよし、ここまで静かな場所はなかなかありません。
いつまでもひっそりと残っていてほしいなと思います。
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