商業施設やアミューズメント施設の多いキラキラしたイメージのあるお台場ですが、そういった場所を巡らないちょっと変わった無料のオススメスポットを紹介します。
はじめに
お台場は東京湾を埋め立てて作られた場所です。その始まりは、幕末に砲台を設置するために作った人工島になります。
そのため、人が生活してきた歴史や痕跡はなく、近代的な商業施設が立ち並ぶ感じになっています。
一般的なお台場観光は、こういった商業施設へ行くのですが、ちょっと変わった場所を3つ紹介します。
砲台跡(台場公園)
お台場が埋め立て始めた頃の人工島が現在も2つ残っていて、ひとつは公園として公開されています。もうひとつの第六台場は立入禁止。
夜景のスポットとして紹介されていますが、見どころはこの石垣。隙間なく、綺麗に積み上げられています。
この人工島は意外と広く、内部は弾薬庫跡や兵舎跡の基礎が残っています。
建屋の構造物はありませんが、こういったものが見れる貴重な場所です。
弾薬庫跡は草に埋もれていてあまり見えませんが、冬前後の草がない時期であれば入り口を見れます。
砕氷船「宗谷」
この船は、数奇な運命をたどり現在に至ります。貨物船として作られましたが、旧海軍が買い取り特務艦となり、戦後は巡視船として運用されました。
退役後は、お台場の船の博物館の前で保存、公開されています。旧海軍の船で現存して見学可能なのは宗谷、三笠、氷川丸だけなのでとても貴重な存在です。
アクセスは船の科学館駅下車徒歩数分。海に浮かぶオレンジ色の船体はとても目立ち電車内からも見えるので迷うことはありません。
内部は見学無料となっています。
見どころは古い船体。現在の船は船体の接合に溶接を用いられていますが、宗谷はリベットで船体を接合しています。
砕氷船改装時にバルジを溶接で古い船体に接合していますが、バルジ意外の部分には80年前に作られた面影がしっかり残っています。
内部は機器が取り払われておらず、当時の備品や様子が置かれ詳しく解説されています。写真も撮ったけど、中は行ったときのお楽しみということで公開しません。
ちなみに無料の施設ですが、保存のための募金は受け付けています。ものすごく面白い展示なので満足したとか入館料だと思ってお気持ちでも募金していただける中の人は助かるんじゃないかなと思います。
レインボープロムナード
レインボーブリッジは、徒歩で渡ることができます。ノースルート、サウスルートとルートが2つありますが、ノースルートのほうが各種タワー、都内、レインボーブリッジがよく見えるのでオススメです。
台場口から芝浦口を目指す感じで歩いてきたので写真を適当に紹介します。
お台場口の入り口です。自転車はここで降りて台車を借り押して通行します。
芝浦口はエレベーターを使って降ります。出口を出ると正面が橋の下なのであまり見ることの出来ない橋の裏側を見れます。
景色は最高ですが、道路の交通量が多く、ちょっと排ガスの臭いが気になったので呼吸器が弱い方はご注意ください。
夜景もきれいなので次回行くときは夕方から夜にかけて行こうと思います。
おわりに
今回紹介した場所は全部無料で1円もかかりません。ふらっとカメラ片手に散歩するには最適の場所じゃないかななんて思います。
特に歴史好きの提督さんには台場跡や宗谷がオススメです。
夕方から夜にかけて夜景を楽しんでから田町へ歩きちょっと飲んで帰るなんていかがでしょうか。
参考資料
船の科学館 資料ガイド3 南極観測船 宗谷
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