サンマのビリヤニ

秋の季節を感じる食材を使ったビリヤニを作ります。今回はサンマ。

目次

はじめに

ビリヤニはインドやパキスタンなどで作られる炊き込みご飯でスパイスの香りと米の香りが調和したとても美味しい料理です。

日本ではインド料理をうたっている店のメニューにありますが、多くの人はカレーとナンを食べるため存在自体知らない人もいたりします。

作り方が難しいと言われていますが、ちゃんと炊き上げれば家庭でも簡単に作ることが可能です。

関連記事:鍋でそこそこ美味しいマトンビリヤニを作る方法

そんなビリヤニですが、季節を感じる食材と組み合わせてみます。今回は秋の食材の代表ということでサンマを用いて作ります。

スパイスはビリヤニミックスが手に入らなかったのでホールスパイスとパウダースパイスを適当に使います。

作り方

○材料
サンマ      500g(5尾くらい)
タマネギ     1/2
ホールトマト   1缶
ニンニク     3片
生姜       ニンニクと同量
梅干し      2個
サラダ油     100mL
塩        小さじ2
バスマティライス 500g
米を茹でる水   2-3L、塩濃度1%

・ホールスパイス
カルダモン    10個
クローブ     10個
シナモン     1片
シナモンリーフ  2枚

・パウダースパイス
ターメリック   小さじ1
レッドペッパー  小さじ1
クミン      小さじ1
ガラムマサラ   小さじ1

辛いのが好きな人は青唐辛子を何本か入れる。辛いのが苦手な場合、入れないと味がしまらないので多少は入れたほうがいい。

○工程
0.米を茹でる水と塩を鍋に入れ火にかけておく
1.油をフライパンで温めホールスパイス、おろしたニンニク、生姜を加える。
2.薄切りにしたタマネギを加え色づくまで炒める
3.頭と内蔵を落としたサンマを加える
4.焼き色がついたらホールトマトを加える
5.パウダースパイス、塩、梅干しを加え煮る
6.お湯が湧いたらバスマティライスを加え10分茹で半生に仕上げる
7.湯切りして鍋に米とカレーを交互に積む
8.蓋をして20分弱火で蒸し焼きにして完成

ざっとこんな感じです。失敗するとしたらバスマティライスを半生に茹でるところでしょうか。茹で過ぎてしまうと、ビリヤニはベチャベチャになってしまうので事前に少量を茹でて湯で時間を最適化しておくといいでしょう。

それでは画像つきで詳細な作り方を紹介します。

まず、油をフライパンに入れホールスパイス、おろしたニンニク、生姜を加えます。香りが立ってきたらタマネギを加えます。

タマネギに適当な焼き色がついてきたらサンマを加えます。

タマネギはどけておいたほうが焼き色がつきやすいので作る際はタマネギを端っこに移してからサンマを入れます。

焼き色がついたらひっくりかえして両面に焼き色を付けます。

両面に焼き色がついたらホールトマト、塩、梅干し、パウダースパイスを加えます。ビリヤニにサンマの形を残したい場合はトマトを加える前に取ってしまいます。味見をして辛味が不足している場合はここで唐辛子を加えます。

サンマに火が通っているので骨を外してしまいます。骨は入れておいて出汁にしてもいいですが、食べるときに邪魔になるので気になる人はここで取っていまいましょう。これでカレーは概ね完成です。

カレーを作り終える頃にはお湯が湧いているのでここにバスマティライスを投入します。

鍋底にくっつかないように適度に撹拌しながら10分間茹でて半生に仕上げ湯切りしておきます。

鍋に一部のバスマティライスを戻しカレーと交互に積んで行きます。そして蓋をして弱火で20分蒸し焼きにすれば完成します。

炊きあがりはこちら。写真だと違いがさっぱり。

盛り付けて完成となります。

さて、その味ですが、サンマの香りが強くスパイスとよく合います。食べる場所によって味が違い、カルダモンのいい香りがしたかと思えば梅の酸味がきいた場所にであったり。とても美味しく飽きずに食べ続けられます。

サンマではなく、サバの水にを使っても同様のものが作れそうなのでいずれ試してみます。

おわりに

サンマのビリヤニはサンマの香りとスパイスが調和した大変美味しい料理です。秋の食材なので秋のビリヤニになったらなと思います。

ビリヤニづくりは難しいと言われていますが、バスマティライスの半生具合を失敗しなければ問題ありません。うちではこのバスマティライスを使っていて袋による差がなく塩1%のお湯で10婦茹でれば半生になります。

サンマのビリヤニを食べれるところはほぼないので自分で作ってみてはいかがでしょうか。

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