里芋を用いて作るとしっとり滑らかな絶品スープとなります。
はじめに
ヴィシソワーズはジャガイモで作られるスープです。美味しさは芋の味に左右されるため、美味しい芋が手に入ったらぜひ作ってほしいレシピの一つになります。
今回はめちゃくちゃ美味しい里芋が手に入ったので里芋でヴィシソワーズを作ってみようと思います。
アメリカで作られた料理になりますが、日本でのローカライズ化ということでさっと作っていきましょう。
作り方
基本的には以前作ったものと同じです。ジャガイモを里芋に変え作るだけです。
◯材料
里芋 5個
タマネギ大 1個
ニンニク 1片
ローリエ 1枚
オリーブオイル 大さじ2
塩 小さじ1/2
固形ブイヨン 1個
白ワイン 100mL
水 400mL
牛乳 600mL
ディル ひとつまみ
◯工程
1.弱火で加熱した鍋にオリーブオイル、タマネギ、ニンニク、ローリエ、塩を入れ、タマネギが透き通るまで炒める
2.白ワインを入れ加熱しアルコールを飛ばす
3.水、ブイヨン、里芋を入れ柔らかくなるまで煮る
4.ローリエを取り除き、ハンドブレンダーで鍋の中でよく潰す
5.牛乳を入れよく混ぜ冷やしたら完成
ざっくりとした流れはこんな感じです。裏ごしすると滑らかになるのでもっと美味しいものや口当たりがいいものを求める場合はご検討ください。
それでは詳細な作り方を。
まず、オリーブ油を温めニンニクを炒めます。
それからみじん切りにしたタマネギ、ローリエ、塩を加え透き通るまで加熱します。
白ワインを加えアルコールを飛ばしたら水とブイヨン、里芋を加えます。里芋はあらかじめレンジで5分ほど加熱して火を通しておくと調理が楽になります。
ローリエを取り除きハンドブレンダーで里芋が消えるまで潰します。つぶし終わったらローリエを戻し牛乳を加えます。
ひと煮立ちさせ冷ましたら完成となります。
黒コショウを軽くかけると香りがまとまります。
さてその味ですが、めちゃくちゃ美味しいです。里芋の滑らかな口当たり、甘さがとてもよく合う。もうね、無限に飲めちゃいます。とても幸せな味。
味付け強くないので食材の味に左右されます。美味しい里芋が手に入ったらヴィシソワーズをつくりましょう。
おわりに
一説によると、里芋は稲作と同じくら歴史のある作物のようです。
日本を代表する作物で多くの農家では代々受け継がれてきた名もなき里芋が作られています。その土地で作られてきた作物は美味しいものが多いので直売所を巡ったり知り合いに譲ってもらうなどで美味しい里芋を探してみるのもオススメです。
里芋は煮物くらいしか思い浮かばない方も多いと思いまが、試しにヴィシソワーズを作ってみましょう。滑らかな口当たり、食材の素朴な味わいを楽しめます。
ちなみに今回の里芋は、座間ゆたか農園さんが生産された里芋になります。
お話を伺ったところ、代々受け継がれてきた芋で品種名とかは特にないそうです。こういった伝統野菜的なものは、生産技術の変化や農家の高齢化で失われつつある作物なので買って応援したいと思います。
座間ゆたか農園さんは毎朝直売所の品目をツイッターに流していて見てるだけでも面白いので是非フォローしてみてください。
外部リンク:座間ゆたか農園|ツイッター
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