究極に美味しいいくらの調理法です。
はじめに
鮭の卵の筋がついたまま加工されたものを筋子、ほぐしてバラバラにしたものをイクラというそうです。
毎年秋になると、腹子を買ってきてバラして自家製のいくらを楽しんでいましたが、今年は塩筋子なるものが美味しいという情報を聞いたので早速作ってみました。
作り方
〇材料
腹子 500g
水 1L
塩 400g
酒 50mL
〇行程
1.腹子を1日以上冷凍させる(アニサキス対策)
2.塩、水、酒を混ぜ飽和食塩水にしておく
3.解凍した腹子を加え20分漬ける
4.キッチンペーパーで包み重石をして冷蔵庫で一晩寝かせ完成
こんな感じで行程はかなり簡単です。それでは詳細な工程を紹介します。
まず、腹子を1日以上冷凍させておきます。家庭用冷凍庫でも長時間冷凍すればアニサキスは死にます。不安な方は長めに冷凍しましょう。
解凍しつつ、飽和食塩水を作っておきます。あんまり厳密な濃度管理は不要で溶けた上澄みを使ってもいいし、塩が残っていても使ってしまって問題ありません。
解凍が終わったら血を抜くのが本来のやり方のようですが、面倒なので私は省略して食塩水にドボン。
塩水に漬けながら膜を割いて中にも食塩水が触れるようにしておきます。20分くらい漬けたら引き上げてキッチンペーパーで食塩水をふき取ります。
だいたいふき取れたらキッチンペーパーで包んで冷蔵庫へ入れます。
ペットボトルなどを重石にして一晩寝かせれば完成となります。翌日の様子はこちら。
塩筋子完成です。こいつをごはんに乗せてその実力を確かめてみます。
さて、その味ですが、私自身がしっている筋子ではありません。こんなに美味しい筋子を食べたことがない。血抜きもしなかった割に生臭さはなく、塩味が絶妙。
これは美味しい。
腹子をばらしてダシ汁に漬け込むイクラも美味しいのですが、全く別物です。
熟成期間について
熟成させるとうま味成分が増えて濃厚なうま味に!と思われるじゃないですか。
そんなことなかったです。
作った翌日に食べたものも1週間後に食べたものも味に差はありませんでした。多少、水分が抜けて濃厚になったような気もしますが、劇的に味が変わるかと言われたら疑問です。
作ったらさっさと食べてしまいましょう。
おわりに
今回、初めて塩筋子を作ってみましたが、簡単に作れてこれほど美味しいものだとは思いもしませんでした。
イクラを漬ける場合、バラバラにするのが非常に面倒なのに対して塩筋子にはそういったわずらわしさはありません。簡単なので初めて腹子を加工する人にもオススメできます。
毎年イクラを漬けているのですが、来年もイクラだけではなく塩筋子を仕込もうと思います。
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