包丁を入れる位置を見極めることで種の周りのゼリー状の汁を出すことなく切ることができます。
目次
はじめに
夏野菜の代表と言えるトマトは種の周りのゼリー状の場所がとても美味しい野菜です。何も意識せずに何等分かにして切って更に盛り付けると、断面からドロっとこぼれ落ちてしまうこともあります。
トマトの構造を知ることでこの悲劇を避けることができます。
トマトの構造
トマトの内部は、全体がゼリー状というわけでなく、いくつかの部屋に仕切られています。この仕切りは維管束と呼ばれる栄養や水分を運ぶ内部組織が張り巡らされています。
一見丸く見えますが、水分や栄養の通り道となる仕切りと、種やゼリー状の部分があるのでよく見るとくびれが見えます。ここに包丁を入れることできれいに切ることが可能です。
トマトの切り方
ヘタの部分から見分けるのが最も用意な方法になります。
ヘタから放射状に広がっているがく片の下が仕切りになります。若干くぼんてくびれができているので見分けるのは容易です。このくぼみをお尻の方まで追いかけると星が見えるというわけです。
それでは包丁を入れてみましょう。
がく片の下にあるくびれのよな筋に包丁を入れます。真っ二つに切断するわけではなく、お尻とヘタをつなぐ直線付近で刃を止めます。
きれいに切ることができます。
おわりに
バジルと一緒に食べることにします。いただきます。
味はフツー。めっちゃ美味しいとかじゃなくってドロっと溢れることがなくなったってくらい。
参考資料
タイキ最前線 夏号, 2014, 48-49
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