フォアグラから出る脂で調理するハンバーグです。ハンバーグというより脂煮。
はじめに
高級食材として知られるフォアグラはほとんどが脂です。長時間の加熱をするとかなりの部分が溶け出してしまいカスが残ります。
これをハンバーグに練りこめば脂が溶け出した場所が空洞になり肉汁や脂がとどまる空間ができておいしくなるんじゃないかなと考え試しに作ってみます。
作り方
合いびき肉を使って中央アジア風の味付けにします。
○材料
合いびき肉 600g
フォアグラ 150g
生姜 親指大
ニンニク 1片
ローズマリー 2枝
バジル 10枚
パセリ 2枝
黒胡椒 小さじ1/2
クミン 小さじ1/2
コリアンダー 小さじ1/2
塩 小さじ1
○工程
1.生姜、ニンニクはおろし、ハーブ類はみじん切りにしてすべての食材を混ぜる
2.形を整えフライパンにのせ火をつける
3.中火で蓋をして20分焼く
4.盛り付けて完成
大きいので焼くのは片側だけ。ハーブやスパイスは省略可。好みのものを好きなように加えればいいと思います。
それでは詳細な工程を。
具材をすべてボールに入れ、フォークかなにかでよく混ぜます。
フードプロセッサーかなにかを使って滑らかにすればパテになると思います。
形を整えフライパンに押し込みます。フライパンは18cmでギリギリ。もう少し大きいので余裕をもった焼きをするといいかもしれません。
加熱し始めると次第に肉汁が溢れてきます。これほとんど脂。気にせずに蓋をして20分焼きましょう。
途中の様子はこちら。脂煮といった感じ。
20分後、脂がいい色になってきました。こうなると焼き色がついています。中を少しつっついて濁った肉汁が出てこなければ火が通っています。盛り付けて完成とします。
フライパンに面した部分はしっかりと焼き色がついています。
中身はこんな感じ。
さて、その味ですが、中央アジア風の香りがよく合いとても美味しく仕上がっています。肉100%だと加熱によって肉がパサついてしまいますが、程よくしっとりしています。
おわりに
フォアグラを使うので材料費もそこそこかかります。フォアグラの使いみちはあまり多くはないので冒険してみたかったり、フォアグラを持て余した暇人の遊び的な感じで他の料理にしてもいいと思います。
巨大なハンバーグになるのでパーティ料理にして振る舞うのもいいと思います。
フォアグラはデパ地下や高級スーパー、輸入食材屋などで手に入りますが、ネットで買うと手軽に入手できるのでこちらからどうぞ。
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