かつて主流だったバナナ。疫病のため生産量が激減しましたが、現在でも生産され入手可能です。とても美味しいバナナとのこと。
はじめに
昔のバナナは今のものに比べて美味しかった。年配の方からときどきそんな話を聞きます。思い出補正もあるんだろうけど、そう言うからには理由があるんだろうなと思い気になる存在でした。
かつては主流だったグロスミッチェルでしたが、疫病の蔓延によって生産量が減り、キャベンディッシュに取って代わられる形で現在に至ります。
グロスミッチェルは絶滅したわけではなく、生産されており現在でも入手可能です。
生産量販売量は多くはありませんが、オーガニック系のスーパーなどでホムトンバナナという名前で販売されています。
また、ときどき話題になる岡山のもんげーバナナも特殊な処理を施したグロスミッチェル種のバナナです。こちらはほぼ入手不可能なのでスルー。
見た目の違い
グロスミッチェルとの違いは見た目にもあり、大きく湾曲することなくすっと真っ直ぐな形状をしています。
皮をむいてみると、真っ直ぐな形状がよくわかると思います。キャベンディッシュならもっと湾曲しています。
また、追熟によってシュガースポットができず黒っぽく変色していくだけです。シュガースポットができるのを待っていると腐ってしまうのでさっさと食べてしまいましょう。
味の違い
一番気になるグロスミッチェルの味ですが、キャベンディッシュに比べねっとり感が少なく感じます。甘みは若干少なく酸味があり、このバランスが絶妙によくとても美味しく感じます。また、香りが非常に良く美味しさを引きててています。
キャベンディッシュのねっとり感が苦手なのでこっちのほうが好みかな。手軽に手に入ればしょっちゅう買うのになってくらい。
もんげーバナナは皮も食べれるとのことで、試しに皮を食べてみましたが、一応食べれるというレベルで美味しく食べれるものではありませんでした。
おわりに
今の食べ物と昔の食べ物論争は色々あり、品種改良された今の品種のほうが美味しいように思えます。しかし、バナナは疫病によって生産される品種が変わり現在に至ります。
グロスミッチェルは香りが良く、程よい甘さ、酸味のバランスがよく大変美味しいバナナです。前から食べてみたいなと思っていた昔のバナナは、噂通りとても美味しいものでした。もし見かけたらぜひお試しください。
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