採取したノビルの調理例を紹介します。
はじめに
ノビル(野蒜)は野生のネギです。葉の部分は万能ねぎより細くなっており、根っこの部分にはエシャロットのような球根があります。
球根はエシャロットのように食べたり、葉の部分は薬味として利用できます。一つの作物で2度美味しいちょっとオトクな食材です。
球根部の生食
泥を落としてよく洗い、エシャロットのように生で食べます。シンプルに味噌だけで。
シンプルで素材の味が一番楽しめます。辛いものが好きなひとは葉の部分を一緒に食べるといいかな。
肉味噌
◯材料
豚挽肉 100g
ノビル 100g
味噌 大さじ1
砂糖 大さじ1
フライパンで肉、ノビルを炒めて火が通ったら調味料を加え混ぜて完成となります。
球根がすこし合わないので葉の部分のみを使用したほうがいいかと。
ノビルのナムル
◯材料
ノビル 100g
ごま油 小さじ1
塩 1g
顆粒出汁 1g
軽く湯がいて調味料を混ぜて完成です。
見た目は地味ですがとても美味しくつまみに最適。
低温調理したノビル
60度で30分くらい。右が生、左が調理後。
辛味が飛んで食べやすくなりますが、香りも飛んでしまって残念な感じ。特に葉の部分は繊維質で謎なものになってしまったのであまりオススメできません。
球根部は辛味がしなくなっていてカリカリした食感で別の食べ物のようです。百合根の代わりになったりするのかな。出汁をかけたりしたら美味しかったかもしれない。
番外編|ノビルの栽培
プランター栽培が可能です。取ってきてすぐにというわけにはいかず、植えると葉の部分は枯れてしまいます。
ですが、翌年になると芽が出て大きく育ちます。
土手で雑草が生い茂る中を探すのは難しいので、翌年に食べることを考えてプランター栽培がオススメです。
おわりに
ノビルは手軽に取れる野草です。ネギの代わりにもなるし、美味しく色々な料理に使えます。時々、スイセンなどと間違える事故が起こりますが、葉を潰してネギのような独特な香りを確認すれば間違えることもありません。
プランターで栽培すれば毒草と間違える心配もないので、翌年に食べることを考えてプランターに植えておくのもありかと思います。
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