マコモダケと呼ばれるイネ科の作物の食べ方を紹介します。
はじめに
マコモダケは、イネ科の植物で日本全国の水辺で自生しています。肥大した新芽の部分が食用となります。同じイネ科でもタケノコと違い、アク抜きすることなく食べることができます。その味は、タケノコやアスパラガス、ベビーコーンのような味と言われています。
外観はこんな感じ。
食べ方、レシピ
アクがなく、癖のない味はなんにでも合います。販売店のポップには生でよし、炒めてよし、煮てよし、どんな食べ方をしても美味しいよ。といった記述がありました。
その食べ方ですが、外側の皮剥いて内部を食べます。
このように葉に当たる部分を剥いて茎の部分を食べます。表面が繊維質で若干かたいので気になる場合はピーラーで剥きましょう。
それでは食べ方の紹介です。特に美味しいと思う食べ方レシピのみ5つに絞って掲載します。
○刺し身
適当に薄切りにします。丸いのが上部の新芽に近い部分。三角のが根本の部分になります。
上部の新芽に近い部分は非常に柔らかくてほんのり甘いです。タケノコに近いけどエグみが全くありません。根本に近い部分もほんのり甘く、シャッキシャキの食感です。どの部分を刺し身にしても美味しいです。そんなにたくさんは食べれないけど。
○炒め物
角切りにして炒めました。バターと塩コショウのみのシンプルな味付けにしていました。
これも美味しい。アスパラガスのような青臭さはなく、タケノコのような食感が楽しめます。もちろんエグみはありません。ほんのり甘く油との相性もよくとっても美味しくいただけます。
○煮物
鰹出汁に醤油を少し加えて煮物に。ゆで時間は弱火で20分くらい。
味がしみててとっても美味しいです。こちらもエグみが全くありません。タケノコの煮物に近い味です。
煮込む時間がそれほど長くありませんでしたが、しっかり味がしみていました。タケノコに比べ調理が簡単そうです。
○炊き込みご飯
ご飯2合に対して醤油大さじ1、顆粒だしの素大さじ1、マコモダケ気の済むまでいれて炊くだけ。
タケノコご飯に近いですが、マコモダケの甘みがほんのりしてとても美味しいです。タケノコのような僅かなエグ味もなく、柔らかくて食べやすい。
マコモダケは油との相性もいいので、油揚げも細切りにして入れるとより一層美味しくなります。
○ホイル焼き
外側の葉の部分で細切りにしたマコモダケを包み、さらにアルミホイルで包みます。魚焼きグリル中火で15分焼けば完成。
外側の葉に当たる部分が焦げてとってもいい香りがついています。マコモダケは火が通り、水分が抜けているので甘みや旨味が凝縮されています。食感、味、香り申し分ありません。
おわりに
スーパーでたまたま見かけてマコモダケを購入してみました。謎な食材でしたが、味に癖はなく、生でも炒めても煮てもなんでもイケる食材です。今回はやりませんでしたが、天ぷらや炊き込みご飯、ホイル焼きなども美味しそうです。
もっと生産量が上がってスーパーでも手軽に手に取れる作物だったらどんなにいいことか。また、見かけたら購入して他の食べ方に挑戦してみようと思います。
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