ダチョウの卵の割り方、調理例、インスタ映えする殻の使い方も紹介します。
はじめに
ダチョウの卵は通常の鶏卵の25倍以上の重さです。その味は白身が多いため、薄味と言われています。なので素材の味を楽しむ料理より、多少味付けしたもののほうがよいと思われます。
今回は、茶碗蒸し、だし巻き卵、卵かけご飯にしてその実力を確かめてみます。
卵の割り方
ダチョウの卵は、その大きさも然ることながら、殻が非常に厚く2mmほどあります。卵は力学的に非常に安定しているので割るのにコツがいります。
まず、最初に穴を開ける場所を見つけます。卵に暗所でライトを当てます。すると気室がどこにあるかわかります。気室に小さい穴を開け、少しずつ広げて穴を大きくします。
暗所でライトを開けた様子がこちら。気室の部分が特に明るくくっきり浮かび上がります。
気室がない場所に光を当てるとこんな感じです。一目瞭然なのでここで迷うことはないでしょう。
気室の部分をドライバーで叩き、少しずつ卵を削ります。金槌と釘やドライバーを使っても開けてもOKです。今回はハンマーがなかったのでドライバーでガシガシ突き穴を開けました。
最初に小さい穴が空いてしまえばあとは穴を広げるだけです。殻に付いている膜は破いてしまって構いません。穴を広げていきましょう。
穴を広げて卵黄が通れるくらい広げたら作業完了です。
殻を取って膜を破り内部を取り出します。
ボールに開けるとこんな感じ。ちょっと傷がついてしまい、破けてしまったけど、気にしない気にしない。卵白が非常に多く見えます。
ちなみに卵の固定には小鉢を利用しました。こんな感じで卵を置くと倒れずに自立でき便利。
茶碗蒸しを作る
残った殻を容器にして茶碗蒸しを作ります。殻に水をいれて容積をはかると800mL ほどあったので1kg弱の茶碗蒸しにします。
○材料
カマボコ 4cmくらい
干し椎茸 3個
出汁 椎茸の戻し汁と鰹出汁600mL
エビ 10尾
ヒシの実 銀杏の代わりで適量
○調理工程
深い鍋で湯煎します。時間は40分くらい。
仕上がりはこんなになります。一応、固まりました。
残ったダチョウの卵はだし巻き卵と卵かけご飯にしました。
実食
○茶碗蒸し
ちょっと「す」が入ってしまいましたが、味は普通の茶碗蒸しで美味しいです。量がめちゃめちゃ多い。殻を料理に使えばインパクト大でインスタ映えするよね。プリンを入れてもいいんじゃないかな。
○だし巻き卵
ちょっと卵黄の味がうすいけど、普通のだし巻き卵で美味しい。だけど、冷めるとちょっと味が落ちて固くなります。アツアツのうちに食べましょう。
○卵かけご飯
結構美味しい。ネットでは卵白が多いため、卵黄の味が薄く美味しくないという意見もありましたが、そんなことありません。ちょうどいい感じかな。卵かけご飯に醤油をかけると生臭くて苦手だったけど、これはいけちゃいます。
おわりに
とても大きいダチョウの卵、一度食べてみたいなーと思ってました。卵黄と卵白を混ぜると味が薄くなってしまいますが、そこまでまずいものでもなく、調理法や料理によっては鶏卵以上に美味しくなるものもあります。
もう二度と買うことはないとおもいますが、次は目玉焼きにして卵黄、卵白の実力がどのくらいか確認してみたいです。また、ダチョウ肉の親子丼なんかも作れたらなーと思います。
ちなみにダチョウの卵は楽天さんで購入できるようです。
楽天での購入はこちら
コメント