ストロングゼロの人工イクラ

人工イクラは、アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムを使って作ります。ゼリーや寒天と違い加熱せずに作ることが可能なのでアルコールが飛ぶ心配はありません。

はじめに

ストロングゼロは、ストロングゼロ文学で知られるように危険なお酒です。というのもアルコール濃度9%でジュースのようにすっと体に入っていくのであっという間に酔ってしまいます。

つまり値段、飲む量に対して簡単に酔えるので効率がいいってところです。

普通に飲んでも面白くないので人工イクラを作って浮かべながら飲めるおしゃれなお酒に魔改造してみようと思います。

人工イクラの作り方

人口イクラと聞くとあまりいい印象はありませんが、危険な薬品は使用しません。原料はアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムです。

アルギン酸ナトリウムは海藻のヌメリに含まれる成分を分離したものです。天然物で危険性はいっさいありません。

カルシウムは塩化カルシウムでもにがりでもOKですが、乳酸カルシウムにすることで苦味を抑えることができます。塩化カルシウムも乳酸カルシウムもありふれた物質で危険な物質ではありません。

人工イクラの基本的な作り方ですが、アルギン酸ナトリウム1%水溶液を乳酸カルシウム1%水溶液に滴下するだけです。水溶液中ではアルギン酸のCOO-と乳酸カルシウム水溶液のCa2+が架橋を作り不溶化して人工イクラとなります。

ストロングゼロ人工イクラ

それでは作っていきます。

ストロングゼロ100mlにアルギン酸ナトリウムを1g加えます。

一気に入れてしまうと「だま」、「ままこ」と呼ばれる状態になってなかなか溶けません。

しばらくはこんな感じで溶けてくれないので根気よく混ぜます。面倒なら放置して翌日までまちましょう。

完全に溶解させるとこうなります。粘性が高いので揮発した炭酸で少し白濁しています。

垂らしてみるとトローリ、とんかつソースくらいの粘性でしょうか。

別の容器に1%の乳酸カルシウム水溶液を用意します。ここに先程作ったアルギン酸ナトリウムをといたストロングゼロを滴下していくわけです。

混ぜながら滴下していきます。スポイトでちまちまやってもいいし、面倒ならスプーンみたいなのですくってドボドボ滴下してもいいかと。

イクラどこ?ってくらい溶け込んでいます。光の反射がほぼないので確認が難しいですが、ちゃんとつぶつぶはいます。

こいつをザルですくいます。

ちゃんと粒の形になっています。人工イクラ完成。

全部滴下したらこうなります。不揃いなのは適当に滴下したからです。ちゃんと一定速度でやれば均一な粒になるのでやりたい方はいい器具・条件見つけてください。

器に人工イクラを入れて残りのストロングゼロを注ぎます。気化した炭酸がイクラにひっかかっていますね。

上から見るとこんな感じでどれがいくらかよくわかりません。

 

飲んでみるとつぶつぶのストロングゼロが口に入ってきます。味はストロングゼロなのでめっちゃ美味いとかそういうのではないですけど、食感がタピオカとかそういうのに近いかなーって感じ。

試しに作ってみたけど、何も感動もなく普通に酔っ払っただけで終わってしまった。残ったのは粒ができたときのちょっとした感動くらい。

水溶液中に長く放置すると内部まで固くなってしまったり薄まったりしてしまうので、ストロングゼロに乳酸カルシウムを溶かして調整したものに滴下すれば良かったかもしれません。

おわりに

人工イクラを料理にしてみる試作も兼ねてストロングゼロを閉じ込めてみました。粒状のつぶつぶにはなり、閉じ込める液体を変えることで色々な料理に応用できそうです。

ちゃんとした料理にするにはまだ課題はありますが、今回はこのあたりでおわりとします。

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