カレーのために品種改良された米です。カレーやビリヤニやチャーハンなど、パラパラさせたい料理に適しています。
はじめに
米には様々な品種があります。
日本でよく食べられるのは短粒種と呼ばれる品種です。現在主流なのがモチモチしていて粘り気が強いものになります。
一方でカレーの本場の東南アジアで生産される米は長粒種です。長粒種はパサパサしていて香りも独特なため、単体で食べるよりもカレーやチャーハンなどの調理に向きます。
華麗舞は、両者にいいとこ取りをした米で、パサパサしているけど内部はもちっとした米で日本人の口に合うように品種改良されたカレーに合う米です。
カレー専用米「華麗舞」
まずは外観の比較から。左が華麗舞、右がキヌヒカリです。
ぱっとみた感じ、華麗舞のほうが粒が細長く見えます。
拡大、比較してみましょう。
左が華麗舞、右がキヌヒカリになります。拡大すると一目瞭然で異なるのがわかります。長粒種をかけ合わせただけあって細長い。
さっそく炊いて食べてみます。
炊き方は普通の米と同じです。好みの問題もありますが、気持ち水分は少なめにするとパラっとします。
炊き上がった米にしゃもじを入れると、若干の粘りがあります。この辺は長粒種に短粒種をかけ合わせた物というだけあって、バスマティライスのようにはいきません。
さて、その味ですが、米単体では甘みも少なくあまり美味しくありません。しかし、カレーと一緒に食べると口の中で米がほどけとても美味しく感じます。
内部までパサパサしているわけでなく、噛めば内部は程よくモチっとしています。確かにカレー専用というだけあってこれはありだなと感じます。
長粒種特有の香りはさほど強くなく、長粒種に慣れてない方でも食べやすい米といえるでしょう。
おわりに
長粒種と短粒種をかけ合わせた品種は数種類あります。そのなかで比較的入手しやすいのが華麗舞です。
カレー以外にもビリヤニ、ピラフ、チャーハンなどのパラっとさせたい米料理には向いていると思います。
価格は1000円/kg程なので結構いい値段しますが、カレー好きなら試してみてはいかがでしょうか。
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