北海道でゴッコと呼ばれる魚を四川風の鍋にして食べます。
はじめに
四川料理に多量の油、花山椒、唐辛子を使った白身魚の鍋というものがあります。
材料や色を見ただけでヤバそうな辛さを醸し出しているのですが、見た目ほど辛くなく癖になるくらい美味辛い料理です。
お店で食べる白身魚の鍋に使う魚は謎ですが、癖の少ない白身魚であれば同じような料理を作ることはできます。
今回はホテイウオ(ゴッコ)と呼ばれる魚を使い作ります。この魚は、アンコウのように皮がプルプルでタンパクな味わいで美味しいので四川風に調理しても美味しいこと間違いなしです。
作り方
辛さ控え目に作ります。
○材料
ゴッコ 1パック(500gくらい)
ごま油 100mL
唐辛子 3本
花山椒 小さじ2
ネギ 10cmほど
生姜 親指大ほど
ニンニク 3、4片
もやし 1袋
春菊 1袋
味覇 10g
顆粒ガラスープ 大さじ1
水 600mL
○作り方
1.ぶつ切りにしたゴッコを湯通しする
2.鍋にごま油、唐辛子、花山椒、ネギ、生姜を加え加熱する
3.香りがたってきたらゴッコを入れる
4.火が通ったらもやしを入れる
5.食べる直前に春菊を入れ完成
大まかな流れはこんなもんです。それでは画像つきで詳細な作り方を。
まず、ゴッコの切り身。身と卵が入っていました。皮はプルプルしていてアンコウに似ていますね。
まず湯通しします。さっとお湯をかけるくらいで十分です。本場のレシピでは片栗粉や塩をまぶすのですが、今回は無視します。
湯通し後がこちら。ヌメリはこれで落ちると思います。
それから鍋に油、唐辛子、花山椒、潰したニンニク、生姜を加え加熱します。
香りがたってきたらゴッコを投入します。
適当に煮て火を通します。
火が通ったらもやしをいれます。野菜類は好みの状態まで火を通して概ね完成です。食べる直前に春菊を入れれば完成となります。
あんまり火を通しすぎるとクタクタになり美味しくありません。画像は煮すぎた残念な状態。
盛り付けるとこんな感じです。卵が多く痛風持ちには酷な料理となります。
さて、気になる味ですが、ほぼお店で出て来る白身魚の鍋に近い味となりました。辛さはかなり控え目ですが美味しい。
そんでもってゴッコが美味い。
身はぷりぷりだし、卵はプチプチしてどろっとした感じでスープとよく合います。
他の魚のような硬い骨はなく、軟骨ばかりですべて食べることができました。でもこのちょっとした硬さが魚の鱗のような微妙な不快感を出すのでにがでは人はいるかもしれませんね。
とはいえいい出汁が出るので鍋物にはよく合う食材なのかと思います。
おわりに
四川風の白身魚の鍋は味覇とガラスープを使えば似たような味を出せます。あとは好みで唐辛子と花山椒を加えれば激辛にもできるしちょい辛にもできます。
辛さを調整して自分好みに仕上げてみましょう。
ゴッコは白身の美味しい魚です。四川風の鍋も合うので冬の寒い時期には体が温まって美味しくいただけると思います。
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