トルコはアジアとヨーロッパの文化が交わる国です。歴史も文化もあるので料理が美味しく、世界三大料理のひとつと呼ばれています。トルコ料理のひとつに「ドルマ」と呼ばれる野菜で具を包んだ料理があり、具や包む食材によって様々な形となります。
はじめに
ドルマは温かいものと冷たいものがあり、温かいものは肉を詰めたもの、冷たいものは米を詰めたものをさします。
肉を使えば主菜、そうでなければ前菜として振る舞われるそうです。
ドルマはトルコだけでなく、中央アジアから北アフリカまで広い地域で作られる料理で、グルジア(ジョージア)でも作られるそうです。
昔、何かの料理番組でトルコ料理の回があり、ものすごく美味しそうにブドウの葉で包まれたものを食べていたのを見て、どんなものなんだろう、いつか作ってみたいなと思っていました。
ブドウの葉を入手できたので作ってみたというところです。
作り方
作り方は結構簡単。具をブドウの葉で包んで鍋に敷き、煮汁がなくなるまで煮るだけです。
◯材料
ドルマの中身
ブドウの葉 10枚
米 1/2カップ
タマネギ 1/8
松の実 10g
オリーブ油 大さじ1
オールスパイス 小さじ1/4
胡椒 小さじ1/4
ハーブ 大さじ1
(ディルなど、好みで好きなのをいれていい)
ドルマの煮汁
葉の茹で汁 1.5カップ
塩 2g
オリーブ油 大さじ1
レモン汁 大さじ1
◯工程
1.米をさっとすすぎ水を吸わせておく
2.ブドウの葉を色が変わるまで茹でる
3.鍋にオリーブ油を大さじ1.5入れみじん切りにしたタマネギ、松の実、米、スパイス、塩、ハーブ炒め具を作る
4.具をブドウの葉で包む
5.ブドウの葉の茹で汁1.5カップとレモン汁、塩小さじ2gいれ、包んだものを鍋に敷く
6.汁気がなくなるまで煮て冷ましたら完成
ざっくりこんな感じです。
それでは画像つきで作り方を紹介します。
米に水を適当に吸わせている間に食材の下ごしらえをします。
沸騰したお湯にブドウの葉を入れ煮ます。加熱時間は葉の色が変わって巻きやすくなるくらいで良いので適当で構いません。沸騰したお湯に入れて火を止めて放置とかそれくらい。
それから具を作っていきます。
まず、オリーブ油を加熱してみじん切りにしたタマネギが透き通るまで適当に炒めたら米や松の実、調味料、ハーブ、スパイスを加えます。
米はほとんど生でも構いません。この後鍋で煮るのでそのとき火が通ります。
具をブドウの葉で包んでいきます。ブドウの葉が熱かったら水にさらして冷やしましょう。茹で汁は1.5カップ程とっておきます。
葉の巻き方にはちょっとコツがあり、まず真ん中に具を少量のせます。
次に軽く包みます。
それからサイドを折ります。
あとはクルクル巻くだけ。
鍋に並べて葉の煮汁、塩、レモン汁、オリーブ油を加え煮汁が消えるまで弱火で煮ます。
煮汁が消え冷やしたら完成です。
お皿にもりつけると何とも美味しそうな感じ。
さて、その味ですがびっくりするくらい美味しいです。葉に何とも言えない旨味、酸味があり、中の米がスパイシー。前菜って聞いてたけど、これだけモリモリ食べれます。
おわりに
ブドウの葉を使った冷製ドルマはとても美味しい料理です。さすがロールキャベツの原型といったところでしょうか。
ブドウの葉は意外と柔らかく、想像以上に美味しかったので普通にスーパーでも並んでほしいところ。
身近にブドウの樹があるのでしたらぜひ料理にしてみましょう。ブドウ農家さんに相談して少量わけてもらうのもありかと思います。
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