アイスベストって結局どうなの

ちゃんと冷えるし安価。

目次

はじめに

近年の夏は殺人的な暑さで人間が活動する限界に達しています。

空調服が話題となりますが、気温が体温を超えると空調服は効果を発揮できません。また、欲しくなる時期に品切れしていたり高価な製品しか残っておらず手を出しにくいというのが本音です。

一方、クールベスト、フリーザーベスト、アイスベスト(以下アイスベストと記載)と呼ばれる製品群は、保冷剤を体に当て冷やします。保冷剤を使っているだけでしょ、と思われて方、その通りです。しかし、ただの保冷剤ではなく、保冷剤に断熱シートが貼られたもので、冷たすぎず、ひんやりしたままゆっくり溶けるのが特徴となっています。

この製品のいいところは、製品に電子機器が搭載されていないので供給が安定しているところです。構造も単純で電子機器やバッテリーは必要としないので安価です。

実際にどうなのか使ってみた感想をまとめます。

アイスベストの構造

アイスベストは背中と脇の下に保冷剤を入れ待て使います。ベストを着て胸の前でバックルをとめると準備完了です。背中と脇の下がキュッと締まりひんやりします。

保冷剤は断熱材で覆われているため、裸の保冷剤に触れたときのような刺すような冷たさはありません。ほんのり冷たい程度です。したがって体温が伝わるのもゆっくりなので、通常の保冷剤よりも長持ちします。効果の持続時間は3時間程。長くて4時間弱、短くても3時間は持ちます。

保冷剤の材質

保冷剤の材質は、水とCMC(カルボキシセルロース)と記載されています。CMCは聞き慣れないものですが、増粘剤です。一般的な保冷剤と同様の成分だと推測されます。

アイスベストに用いる保冷剤が一般的な保冷剤と異なる点は、断熱材で覆われている点です。そのため、適度な冷たさを保ちゆっくり溶けるため、長時間の使用に適しています。

メリット・デメリット

1週間屋外で使用して感じた結果をまとめます。

メリット

・冷たすぎないので結露しない
・持続時間は3時間程
・1着3000円程と安価
・在庫も豊富

メリットは以上です。安価でちゃんと冷えて良いよってところでしょうか。

デメリット

・保冷剤が凍るまで時間を要する(12時間)
・保冷剤がかさばる
・見た目がダサい

デメリットは以上です。保冷剤の構造上、保冷に時間を要します。また、一日使う場合や1日のサイクルで凍らせられない場合は保持する数が増え続けるのも難点です。

熱中症から身を守るためとはいえ、この見た目はお世辞にもいいとは言えません。ファッション性は皆無です。女子高生が持っているハンディ扇風機とはわけが違います。

総評

アイスベストは、ちゃんと冷えて持続時間もそこそこあります。安価なのでもし合わなくても財布へのダメージは少ないです。

自分としては屋外の作業で必須アイテムとなりました。熱くて空調服が使えない現場で活躍しそうです。見た目のダサさは、殺人的な暑さの前では気になりません。熱中症になるよりもマシです。

おわりに

アイスベストは、断熱材に包まれた保冷剤がゆっくり溶けて冷たい時間が持続します。保冷剤の数、置き場を確保できるならかなり良いアイテムなのではないでしょうか。

我が家では外の作業では必須アイテムとなりました。空調服と違い駆動部がないので壊れる心配もなく、保冷剤も安価です。見た目は糞ダサですが命には変えられません。気温が体温以上になり、空調服の効果が望めない日はアイスベスト使ったり併用することで暑さを和らげる必要があります。

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