タイトルで言い切った感があるんだけど、粉末洗剤はいいところがいっぱいあるからもっと使おうよって話。
はじめに
洗濯用洗剤は溶け残りがない液体を使ってる方が多いです。実際に経済産業省生産動態統計調査を調べてみると、2016年の洗濯用洗剤の販売額は69%が液体になります。みんなが使っているからいいものというわけではなく、粉洗剤にもいいところがあります。それはタイトルにもあるように洗浄効果が高いことです。
粉洗剤が汚れをよく落とす理由
粉洗剤には泡立ちをよくするために水中のカルシウムやマグネシウムを除去するためにゼオライトと呼ばれる吸着剤が含まれています。表記はアルミノケイ酸塩と表記されていたりします。これは地球上に広く存在する物質で超安全で無害です。
では、なんでこいつがいいのかって話をします。
ゼオライトは、多孔質で非常に細かい穴が無数に開いています。ここに汚れ成分が吸着します。洗濯では、水に溶けにくい汚れを界面活性剤で水に溶かしこんでいるので、汚れゼオライトで吸着して水中の汚れの濃度を下げることで洗浄効果が上がります。特に水に溶けにくい汚れで絶大な効果を発揮します。溶けにくい物質は水への溶解度が決まっています。なので吸着剤で汚れを除去すると水へさらに汚れを溶解させることができます。よく、頑固な汚れには粉洗剤がいいというのはこういう作用によるものです。
うちで使っている洗剤
うちでは第一石鹸の粉末洗剤を使っています。
近所の薬局で売ってましたが最近入荷がないようです。成分を見ると、アルミノケイ酸塩が含まれています。ちゃんとゼオライトが入っています。amazonとかネット通販では扱っています。1個買いだと送料がかかってしまうのでまとめ買いで送料無料で買いました。というのも学生のころからずーっと使っていて匂いも強くなくって陰干しもできて安い。しかも汚れもよく落ちます。
洗濯以外にも使えて、手についた油汚れも粉洗剤を使って洗うだけでも結構落ちたりします。自転車のチェーンを触っちゃったときとかに使ったりします。結構便利。
溶け残りがない洗濯方法
溶け残りは、洗濯機の動かし方、溶かし方を少し工夫するだけで防げます。うちでは粉を入れてから水をいれてその中に粉洗剤をいれるようにしてます。洗濯ものをいれて水をはって回しながら少しずつ溶かしてもいいかと思います。あと、洗濯ネットに入れれば粉が残ったことはないです。溶け残るのは、ネットを使わずに一度に沢山洗濯物をいれたときになります。洗濯物がほぐれていない場所で溶け残ってることが多い印象でした。
おわりに
粉石鹸いいよ!性能高いよ!という話です。
溶け残りは使い方が悪い場合がほとんどで水が当たる部分に潜在をいれれば問題ありません。せっかく洗濯するなら洗浄力の高い洗剤で洗って気持ちよく過ごせたらなと思います。
参考資料
経済産業省生産動態統計調査
オレオサイエンス, Vol.2, No.5(2002), 275-281
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