両方とも1000円くらいだけど、家庭用なら十分。数字は出るし、これで電解質の量をある程度測定することができます。
はじめに
水質測定用のセンサーは、かつては10000円以上する高価なものでした。
こういったものは最近安いものが市場に出回っていて、ほんとに使えるの?と思う反面、安くてそこそこの精度ならいいんじゃないかなって思うようになってきました。
まぁ、家庭料理で使う分には十分じゃないかなって軽い気持ちで購入してみます。
ちなみに導電率計は1000円くらい。pH計も1000円くらい。値段をみるとほんとに良いのかなって思っちゃうくらい爆安です。
導電率計とpH計
アマゾンさんでポチると翌日には届きました。
外観はこんな感じ。とてもシンプル。
取説は英語で日本後のなにかはいっさいありません。
それでも大したことは書いておらず、測定方法や校正のやり方が書いてあるだけです。
それでは早速使ってみます。うちに純水のような電解質がほとんど溶けていない水はないのでとりあえず水道水を測定してみます。
指示値は144μS/cmとなっています。
堀場の導電率計の解説ページには、水道水の導電率が100-2000μS/cmと書かれています。昔ちゃんとした測定器で測定したときも同じくらいの値を差していたのでこんなもんでしょう。
外部リンク:導電率とは|HORIBA
pH計の写真は撮り忘れてしまいましたが、6-7の間だったのでこんなもんでしょう。
校正液を一緒に買っておけばよかった。
導電率計の数値の意味
導電率計は読んで字のごとく、電気の通りやすさを表すものです。この数値が大きいほど電気が流れやすく水以外の物質が多く溶けているということになります。
水に溶けている物質ごとに固有の数値をもっております。個別の物質の導電率がわかるという魔法の測定器ではなく、溶けている物質合計の導電率がわかるといった測定器です。
従って、比較的導電率の高い炭酸ガスや酸アルカリが水に溶けていると数値が高く表示されてしまいます。
また、導電性を示さない不純物に至っては測定することがそもそもできないのでこの数値だけを見て議論するのは大変危険なのであくまでも目安ということです。
とは言え溶かした塩分なんかは測定できるので料理には使えそうです。
pH計について
水素イオン濃度を測定する器具です。
水の中に含まれている水素イオン濃度が10の何乗mol含まれているかという話なので詳しくは高校の教科書やウィキペディアあたりを見ていただければわかると思います。
この測定器がちゃんとした数字を表しているかは、標準液を使って確認するのが手っ取り早く簡単です。
pH計は使っているとずれてくるので月に1度くらいの校正は必要なので合わせて購入しておくと便利です。
標準液を測定してちゃんとした数字が出ずにおかしい値がでるのであれば不良品ということになります。
買い忘れてしまったので標準液を測定する話は後日加筆ということで。
おわりに
格安の測定器ですが、それなりの数字を表示してくれます。家庭用であればこれで十分なんじゃないかなと思います。
とりあえずこれを使ってデータを取って遊んでみます。
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