ティファール製の電気ケトルは、一年以上使ってもお湯につく独特のニオイが枯れることはありませんでした。樹脂製のケトルのニオイに悩んでる方はガラス製のケトルを購入しましょう。
はじめに
電気ケトルはコンロを専有せずにすぐお湯がわかせるので料理やお茶入れに大活躍する調理器具です。しかし、多くの製品はプラスチック製のため、お湯を沸かすと独特のプラスチック臭がします。
ニオイ対策として、クエン酸や重曹を使った酸やアルカリによる洗浄を行ってもこの臭気は枯れることがありません。また、長期間使用すると臭いが枯れることもあると言われますが、一年以上使ってもニオイが枯れませんでした。普通そこまで待てませんよね。
従って臭いに敏感な方はブラスチック製の容器を避ける必要があります。
ニオイのしない製品
ステンレス製かガラス製を選びましょう。
どっちがいいかは用途、目的によって変わります。例えば、コーヒーを淹れることが多い場合、繊細な注ぎ方をするため注ぎ口が細いことが求められます。注ぎ口の細いケトルはステンレス製の物しかないので温度調整がこまめにできる製品にしましょう。
一方でガラス製品は、注ぎ口が細くないのでコーヒーを淹れるには不向きです。しかし、内部が見えるので汚れてきたら目視で確認できます。ステンレスのケトルは中が見えないため、久しぶりに中を見たら汚れていたなんてこともあります。
ガラス製だと金臭いこともないので、お茶を飲む人はガラスケトルの方がオススメです。最近のガラスケトルだと、茶こしがついていて紅茶を煮だせるものもあります。お茶以外にも夏には麦茶の製造に活躍しそうですね。
というわけで、私はガラスケトル推し。コーヒーを淹れるようになったらステンレス製のケトルを検討します。
温度調節機能のある製品を選ぼう
ひと昔前まで、ケトルは沸かすだけの単機能のものでした。近年は温度を1℃刻みで温度設定ができたり、何段階で温度を変更できる製品が増えてきています。
温度設定ができると用途に応じた温度設定が設定ができます。例えば緑茶なんかはちょっと冷めたお湯で淹れるとうま味の強い美味しいお茶が淹れられます。ひと昔前のケトルだと、沸騰して適当に冷ましてから入れなければだったので、経験や勘の世界でした。任意の温度に設定できれば、素人でも美味しいお茶を淹れられます。お茶以外にもコーヒー、紅茶、白湯など様々な飲み物に展開可能です。
料理で温いお湯を使う場合も便利でお湯を沸かすまでもないちょっとの量を使いたいときに活躍してくれます。
ガラス製の電気ケトルを探していると、中国メーカーのハゴオキというメーカーが多機能な製品を販売しています。聞きなれないメーカーですが、良さそうな製品なので購入して使い勝手を試してみます。
HAGOOGI(ハゴオギ)のガラスケトル
ハゴオギという中国のメーカーでAmazonや楽天といった通販サイトで購入できます。聞きなれない名前と響きから、怪しいメーカーに思われますが、既に中国の品質は悪くはありません。製品の改良スピードも速く、探すと魅力的な製品も数多くあります。
HAGOOGIは電気ケトルや加湿器、ハンドブレンダーなどを販売しているメーカーです。特にケトルでは、ガラス製で温度調整ができる製品を販売しています。
ケトルのガラス部分は、やけど防止のため大部分が二重構造になっています。そのためちょっと安っぽい印象を受けます。他の部分はそこまで安っぽさを感じない普通のケトルです。
台座のコントロールパネルはガラス製です。歪みもなく非常に綺麗。細部を見てみると、接着剤がはみ出て見えますが、ひっくり返して探さないと見えないので見なかったことにします。性能に影響はありませんしね。
ケトルの蓋は直接水と触れることはありませんが、ステンレスとなっています。この時点で中のニオイを嗅いでも変なニオイはしません。
注ぎ口にメッシュが入っていますが、メッシュに引っかかるほど大きいゴミが入ることはないので私は外しています。
お湯を沸かすとこんな感じで青く光ります。この辺はちょっとやすっぽい感じがしますね。加熱中は青く光るからわかるってのをプラスにとらえましょう。
お湯を沸かしてもお湯から嫌なニオイは一切しません。すばらしいです。欠点という欠点も見つからず、あえてあげると温度設定を毎回してから加熱しなければいけないところでしょうか。
1℃単位の細かな温度制御はできず、数ステップ(7段階40/45/50/60/70/80/90℃)になります。1℃毎に変更できる製品の方が良いと思われますが、細かく温度設定するのは正直面倒です。この製品は7段階で比較的温度の低い40℃や50℃の設定ができるのもいいところで、料理をするときにぬるま湯に粉体を溶きたいときによく利用します。
ニオイのしないケトルであればこれを購入すれば満足できると思います。他社のような茶こしは付いていないので茶こしを使い紅茶や麦茶を沸かしたい場合は他社製にしましょう。
その他のメーカーのガラス製電気ケトル
アイリスオーヤマ
60-100℃の5℃刻みで9段階の温度調整が可能。容量1.5L。保温機能は1時間です。茶こしがついているので紅茶や麦茶を作れます。やけど防止の機能はなし。容量が1.5Lなので少し大きめです。
ティファール
60-100℃から7段階で温度調整が可能。容量1.5L。茶こしがついているので紅茶を煮だしたり麦茶を作れます。このモデルもやけど防止の二重構造はなし。
蓋がすごく硬くて渋いため開け閉めが大変でした。あと、結構大きかった。家族が多くてお湯を沢山使う場合はこの製品がオススメです。
おわりに
電気ケトルはすぐにお湯を沸かせて重宝していたのですが、臭いがどうしても枯れずに困っていました。
ガラス製の電気ケトルに乗り換えることでお湯についていた臭いは消え、本当に買い替えて良かったと思えます。中国製でいかにも怪しいなと感じますが、構造は複雑でないしそこまで神経質になる必要もないでしょう。
プラスチック臭でお悩みの方は買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。温度調整のないモデルのレビューは荒れていますが、使用感は悪くありません。
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