ホタルイカの生食

はじめに

ホタルイカは春の訪れを告げる食材の一つです。

名前の通り、ホタルのように光る特徴があり、触手の先端に発光器を持ちます。この光はルシフェリン反応の一種と考えられていますが詳細な発光機構は明らかにされていません。生物の発光について知りたい場合は、ルミネッセンスや冷光といったキーワードでぐぐってみてください。化学系の解説に触れられると思います。

話はそれましたが、ホタルイカは内臓に寄生虫がいるため生食できません。そのため、ボイルしたものや沖漬けにされて食べるのが一般的です。しかし、人間の食への探求はすごくて、冷凍処理したものが生食可能なものとして流通しています。

今回は生食可能な物を入手して食べてみます。

ホタルイカの刺身

パック詰めされていたものをお皿に並べてみます。

画像だと伝わりにくいんですけど、かなり綺麗なんですよね。目も透き通ってるし、色素もしっかり出ています。

それでは実食。

口の中に入れ咀嚼すると味がどんどん変化していきます。イカの味からキモが混ざった味に変わっていきとても美味しいです。これはクセになりそうな感じ。

ホタルイカの寄生虫について

冒頭ふれましたが、ホタルイカには旋尾線虫が寄生しています。通常は加熱して殺虫するわけですが、テクノロジーの進歩で冷凍して殺虫することが可能になりました。

厚生省からの通知は次のようにあります。

1.生食を行う場合には、次の方法によること。

 ①-30℃で4日間以上、もしくはそれと同等の殺虫能力を有する条件で凍結すること。

 (同等の殺虫能力例:-35℃(中心温度)で15時間以上、または-40℃で40分以上)

 なお、凍結処理を行った場合、製品にその旨表示を行うこと。

 ②内臓を除去すること、または、内臓除去が必要である旨を表示すること。

2.生食用以外の場合には、加熱処理(沸騰水に投入後30秒以上保持、もしくは中心温度で60℃以上の加熱)を行うこと。

3.販売者、飲食店等関係営業者に対し、生食用としてホタルイカを販売等を行う場合には、1.にある方法により処理したものを販売するよう指導すること。

4.一般消費者に対し、ホタルイカを生食する場合の寄生虫感染の可能性について情報提供を行うとともに、生食する場合には1.にある方法による旨を啓発すること。

参考:生食用ホタルイカの取扱いについて(平成12年6月21日)(/衛食第110号/衛乳第125号/)

長々書いてありますが、生食する場合は凍結させること。内臓を除去して食べることが求められます。また、製品のそれぞれ行った処理や必要な処理を記載することが書かれています。

ちゃんとした機関からの情報も同様なので、ちゃんと処理されたものは安全に食べることができます。

おわりに

ホタルイカが店頭に並ぶと、春の訪れを感じるようになってきます。

ボイルしたものや沖漬けが一般的ですが、刺身もかなり美味しいので一度は食べてみてもいいと思います。

通常、ホタルイカは寄生虫がいるため生食はできません。冷凍処理され寄生虫のリスクを低減したものが通販で購入できるので、生食用に冷凍されたものを購入しましょう。

参考資料

生食用ホタルイカの取扱いについて(平成12年6月21日)(/衛食第110号/衛乳第125号/)

旋尾線虫症とは

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