自然な美味しさのトマトスープ

コンソメやブイヨンを使わずにトマトのスープを作ります。使うのはトマト、カツオ出汁、塩のみ。

はじめに

トマトはグルタミン酸の多い食材です。グルタミン酸は昆布や発酵食品に含まれる旨味成分として広く知られています。

また、様々な料理や調味料にトマトを使ったものがあり、旨味が知られる遥か以前から人間が経験的に美味しいと認知していた食材です。

身近な食材ではありますが、加熱したり手を加えたりする機会は少なく思います。そこで今回は旨味を活かした基本的なスープを作ります。

基本的なトマトのスープ

トマトの旨味成分は前述したとおりグルタミン酸です。

旨味成分は異なる系統のものを組み合わせると旨味が増すという特性があるので、異なる系統の旨味成分を組み合わせると美味しくなります。

グルタミン酸はアミノ酸系なので、キノコや肉類に含まれる核酸系の旨味成分を組み合わせるのがいいでしょう。

今回はどこの家庭でも手軽に手に入る鰹節に多く含まれるイノシン酸を組み合わせて和風の自然で美味しいスープにします。

作り方

○材料 (2-3杯分)
カツオ出汁  3カップ(顆粒のものを使う場合は規定量を溶かす)
トマト    大1個(中くらいのなら2個)
塩      塩6g前後(小さじ1と1/2)

○工程
1.出汁もしくは顆粒だしを溶かしたお湯に八等分したトマトを加え加熱
2.沸騰したら火を弱めて10分程煮て完成

カツオ出汁は鰹節を使って出汁をとってもいいし、顆粒のものを使っても構いません。私は面倒なので顆粒のものを使います。

塩加減は好みの問題もあるので都度調整が必要で目安とします。汁物は大体水の量に対して1%程度にすれば失敗しないのでこれくらいで。ただし、トマトの水分があるのでトマトの重さを加味して水分量の1%くらい塩を加えると考えてもいいでしょう。

加熱時間は目安となります。

10分程加熱すればトマトの青臭さは消えますが、酸味が残り優しく美味しいスープとなります。加熱時間を長くすると酸味が弱まり、よりマイルドな味わいのスープになるので好みで加熱時間を調整しましょう。

仕上がりはこんな感じです。

さてその味ですが、トマトとカツオ出汁と塩のみなので複雑な旨味はあいませんが、自然な優しい味わい。スープとしては中々の出来かなと。

10分とか20分で作れるので調理時間や手間を考えるとリーズナブルで美味しく感じます。

おわりに

トマトは旨味成分を多く含んでいます。

生食する機会が多い食材ですが、加熱すると青臭さが飛び食べやすくなります。また、加熱時間を長くすることでトマトの酸味も和らぎ違った味へ変化します。

加熱調理しする機会の少ないトマトですが、大変旨味が強いのでまずはスープにしてみてはいかがでしょうか。

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