鉄のフライパンの育て方 完結編

数々の失敗を乗り越えてくっつかないフライパンの育て方、使い方を整理します。

フライパンの育て方

詳細はこちら。理屈編では散見する情報をまとめた。実践編ではその情報をもとに鉄のフライパンを1日で育てた。

関連リンク:鉄のフライパンの育て方 理屈編

関連リンク:鉄のフライパンの育て方 実践編

簡単にまとめると次の通りになります。

①鉄の地肌を出す
②加熱し酸化鉄の層を作る(マグネタイトの層)
③油の酸化重合物でコーティングする

フライパンの使い方

数々の失敗を克服してくっつかない方法がわかったので紹介します。

関連リンク:鉄のフライパンにくっつかない餃子の焼き方

こちらも簡単にまとめると次の通りです。

①油を入れ煙が出るまで加熱する
②火を弱火にして油を捨て、新しい油をいれる
③調理
④調理後は洗剤を使用せずにすぐ水とスポンジで洗う

うまく扱えない理由

自分の経験から次のことがわかりました。油返しの加熱不足。これに尽きます。

ちゃんと煙が出るまで加熱するとくっつきません。煙がちょっと出たくらいだと足りません。モクモク出るくらいまで加熱すればくっつくことはまずありえません。

くっつくと悩んでいる方はおそらく加熱不足です。煙がでるのが怖かったり、煙が少し出たところで火を止めているのではないでしょうか。

くっつかない理由

焦げやくっつきはフライパンとの摩擦が大きいため起こります。

油返しと呼ばれる前処理を調理前に行うことで摩擦の低下が起こりくっつかなくなります。

この油返しに必要な温度は200℃以上と報告されています。この目安が油から煙は出る温度です。食用の油は200℃以上で煙がでるのでこれを目安にすればいいわけです。

では、なぜ摩擦が低下するかというと、高温で油と金属は反応して摩擦係数の低い物質が生成しているようです。同定された物質ではなく危険な物質に思えるかもしれませんが、古来より人間が摂取してきて死亡例がないことから大丈夫でしょう。また、人間の肝臓には解毒作用があるので少量であれば全く問題ありません。

慣れてくればこれくらいの餃子は簡単に焼けます。

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見た目も味も申し分なし。

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参考文献

家政学会誌, Vol. 28(1977), 398-402

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