鉄のフライパンの育て方 完結編

数々の失敗を乗り越えてくっつかないフライパンの育て方、使い方をまとめてみようと思う。

フライパンの育て方
詳細はこちら。理屈編では散見する情報をまとめた。実践編ではその情報をもとに鉄のフライパンを1日で育てた。

鉄のフライパンの育て方 理屈編
一生もの、育てるというキーワードに心が動いて鉄製のフライパンを買ってしまったので育て方を調べてまとめました。
鉄のフライパンの育て方 実践編
鉄のフライパンは1日あれば育つ。

簡単にまとめると次の通り。
①鉄の地肌を出す
②加熱し酸化鉄の層を作る(マグネタイトの層)
③油の酸化重合物でコーティングする

フライパンの使い方
詳細はこちら。色々な失敗からうまく行く方法を紹介する。

鉄のフライパンにくっつかない餃子の焼き方
1週間餃子を食べ続けて攻略法がわかった。それを紹介しようかと思う。

こちらも簡単にまとめると次の通り。
①油を入れ煙が出るまで加熱する
②火を弱火にして油を捨て、新しい油をいれる
③調理
④調理後は洗剤を使用せずにすぐ水とスポンジで洗う

うまく扱えない理由
自分の経験から次のことがわかった。油返しの加熱不足。これに尽きる。ちゃんと煙が出るまで加熱するとくっつかない。煙がちょっと出たくらいだと足りない。モクモク出るくらいまで加熱すればくっつくことはまずない。くっつくと悩んでいる方はおそらく加熱不足と思われる。煙がでるのが怖かったり、煙が少し出たところで火を止めているのではなかろうか。

くっつかない理由
焦げやくっつきはフライパンとの摩擦が大きいため起こる。この対策として油返しが行われる。200℃以上に加熱したフライパンでは著しい摩擦の低下が報告されている。この200℃以上にする目安が油から煙が出る温度である。サラダ油は200℃以上で煙が出るため、油返しで煙がモクモク出ていれば加熱は十分であることがわかる。では、なぜ摩擦が低下するかというと、脂肪酸、鉄、水が反応して石鹸が生成しているためと解説されている。石鹸と聞くと安全性はってどこからか聞こえてくるけど、伝統的な手法でずーっとやってきてることだから安全なんだろうと思う。扱い慣れてしまえばこんな餃子簡単に焼ける!
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参考文献
家政学会誌, Vol. 28(1977), 398-402